商品レビュー
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68件のお客様レビュー
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音楽を単に音の集まりとしてとらえず、つくられた背景や意図を知って聴く、つまりは言語化して聴くことで理解が深まるという本なのだが、それって関ジャムのやってることだわね。
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通学中に何気なく流している音楽。なぜか分からないけれど,何度も同じ曲を聴いてしまう。たぶん自分はこの曲に魅力を感じているのに,どこが良いのかは言語化しづらい。強いて言うなら「このアーティストの作るメロディが好き」とかそのくらい。でもなぜ,自分はそのメロディを好きになったのだろう...
通学中に何気なく流している音楽。なぜか分からないけれど,何度も同じ曲を聴いてしまう。たぶん自分はこの曲に魅力を感じているのに,どこが良いのかは言語化しづらい。強いて言うなら「このアーティストの作るメロディが好き」とかそのくらい。でもなぜ,自分はそのメロディを好きになったのだろう?生まれつきの性格?いやいや…… 本書では,こうした我々の音楽体験がどのように成立しているのか,また音楽を語ることがいかにして可能となるのかを,クラシック音楽を例にとり,丁寧に論じています。例えば,自分固有の音楽との関係は,周囲の環境との影響の中で作られる経験的なものであり,また反対に「未知との遭遇」による鮮烈な体験によって生じるものでもあると著者は論じます。冒頭のように,自分が普段聴く音楽の傾向や聴いた時の心の働きを気にしてみることは,既知の自分と未知の自分の双方を知ることにつながるのかもしれません。忙しい中にあって,音楽の聴き方を考える重要性を感じさせてくれる記述です。 そのほかにも本書では,音楽を言語化するときの「わざ」や,音楽の文脈を掴む技術,「音楽は国境を越える」というイデオロギーへの警鐘などの論述を通じて,音楽を聴き,語り,時には演奏することの意味を我々に問いかけます。 書名を見て,『音楽の聴き方』なんて他人から教えられるものではない!と思う人にこそ一度読んでほしい。音楽体験の世界をより豊かにするために,そして自分自身とより良いお付き合いをするために,おすすめできる一冊です。 (ラーニング・アドバイザー/人文 MASU) ▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら https://www.tulips.tsukuba.ac.jp/opac/volume/1958037
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クラシック音楽の聴き方に関する話だが、他の音楽や芸術についてもあてはまることが多い。芸術を愛するあまり、自分の好きなものとタイプが違うものや、それを好きな人と対立のような言論が生まれてしまうこともある。それはどちらがすぐれている、というよりも、自分にそれを聴く(見る、楽しむ)ため...
クラシック音楽の聴き方に関する話だが、他の音楽や芸術についてもあてはまることが多い。芸術を愛するあまり、自分の好きなものとタイプが違うものや、それを好きな人と対立のような言論が生まれてしまうこともある。それはどちらがすぐれている、というよりも、自分にそれを聴く(見る、楽しむ)ための下地があるかどうかの違いであるのだと考えれば、無用な争いは起こらない。ぜひ多くの人に読まれてほしい。
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