商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2009/06/01 |
JAN | 9784480425492 |
- コミック
- 筑摩書房
鬼面石/一刀両
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鬼面石/一刀両
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第9回 鬼面石/一刀両断(1960-65。23歳から27歳だが、途中2年ブランクあり。白土三平の忍者武芸帳ブーム。) ・盲刃 1960 盲目。士官の可否。妻。武蔵。 ・鬼面石 1960 顔面が醜いために鬼十万と呼ばれ投獄。 ・落武者 1961 落ち武者、主従、農民の落ち武者狩り。 ・忍びの城 1963 殿、影武者、側近、忍者。 ・一刀両断 1965 据物斬。士官の可否。 (解題・高野慎三 解説・「起源」としてのつげ義春 山崎哲) これでコレクション全9回のうち第6回(文章メイン)を除いて読んだ。 もとは1990年代の全集を文庫化するにあたり、順番を入れ替えている。 確かにもとの全集だと、序盤に習作、編年体ではないが時期がだんだんと後にズレていく形。 これだと新規ファンの取り込みは難しいだろう。 そこで一番キャッチーな頃を第1回から並べ、もと別巻の文章メインの巻で折り返し、習作を後にまとめる、という構成。 習作期間をまとめた3冊は、正直「おばけ煙突」くらいかなという感想だが、この時期のつげの私生活や、貸本業界の頽落を感じるという意味では読んでよかった。 第1回から第5回までは時期順ではなくテーマ別。 が、つげは時期により内容が結構変わるので、結果的に時期ごととも言えるし、5つくらい作家性があるともいえる。 1回、夢。 2回、少年期の自伝。 3回、ガロ的、つげ的、ユーモラスな人嫌い。 4回、無能の人……現在の自伝というフィクション。 5回、旅もの。 第6回はゆっくり読んでいく。 現在刊行中の講談社の全集は気になるが、なにぶん価格も場所も。 おそらく習作や貸本期が結構な分量を占めると思うので、すべて揃えて棚に並べる嬉しさよりも、現実的な難しさのほうが勝ってしまう。 また代表作や重要な作品はこの文庫コレクションで網羅できていると思うし、そもそも新潮文庫だけでも結構カバーできているのだ。 そこで考えたのは、この文庫コレクションとの重複をあぶりだして、欲しい巻を調べる、ということ。 たぶん別巻あたりに掘り出し物が並んでいるのではないか。
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http://www.chikumashobo.co.jp/special/tsugeyoshiharu/
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