商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 彩図社 |
発売年月日 | 2009/07/07 |
JAN | 9784883926954 |
- 書籍
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肉声太宰治
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肉声太宰治
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商品レビュー
4.2
6件のお客様レビュー
太宰治の言葉を集めた本。だが「作品の言葉」ではなく、太宰とかかわった人たちの語る「太宰が言っていた言葉」を集めている。だから「肉声」。作っていない、周りの人から見た太宰にちょっと触れられる、面白い本だった。 1pごとに、太宰の言葉と、状況や説明が書かれている。 一生懸命に文学に...
太宰治の言葉を集めた本。だが「作品の言葉」ではなく、太宰とかかわった人たちの語る「太宰が言っていた言葉」を集めている。だから「肉声」。作っていない、周りの人から見た太宰にちょっと触れられる、面白い本だった。 1pごとに、太宰の言葉と、状況や説明が書かれている。 一生懸命に文学に向き合い、人とかかわろうとした不器用なところが垣間見れて、少し切ない。小説より、太宰治という人にスポットを当てた本だった。
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前二つとは一転して、手紙や友人との会話からの言葉。どれが本物の太宰かわからないが、これも本物の太宰。これ系の本には「太宰は暗くない奴」アピールが多いが、私は太宰は暗くてもいいと思う。人間は前に目がついているのだから、思考ぐらいは後ろ向きでいいよ。
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太宰治の小説からのコトバではなくて、実際に太宰と親しかった家族や友人、弟子たちが残した書物、太宰自身が書いた手紙から、太宰治の肉声を集めた書。 その”肉声”と、簡単な解説がのせられている。 小説から窺える太宰らしいと思うものもあれば、意外な一面だと思える物も多数紹介されている...
太宰治の小説からのコトバではなくて、実際に太宰と親しかった家族や友人、弟子たちが残した書物、太宰自身が書いた手紙から、太宰治の肉声を集めた書。 その”肉声”と、簡単な解説がのせられている。 小説から窺える太宰らしいと思うものもあれば、意外な一面だと思える物も多数紹介されている。 九章に区分されていて、「友人」「創作」「死」「自意識」「女」「苦悩」「生活」「青春時代」「家族」となっている。 太宰なりの美意識やユーモアが織り込まれているんだけども、そのどれもが、やはり彼の死と結びついてしまう。 ---------------- 【内容(amazonより)】 「太宰は実生活において自殺未遂を繰り返した。だがその一方で、実にユーモアに溢れた生活で、いつも冗談を言っては周囲を笑わせるようなムードメーカーだったことはあまり知られていない。 そして、多くのコンプレックスを抱え、自意識に苦しみながらも、太宰は人生に絶望してはいなかった。まっとうな家庭人としての生活に憧れ、自分の小説の才能を信じて、作家になるための努力を惜しむことはなかった。」 (はじめにより) 親しい友人や家族、恋人に語った言葉の数々。 そこから、太宰治の人間性が見えてくる――。 ---------------- 【目次】 はじめに 第一章 友人の章 第二章 創作の章 第三章 死の章 第四章 自意識の章 第五章 女の章 第六章 苦悩の章 第七章 生活の章 第八章 青春時代の章 第九章 家族の章 おわりに 太宰治年表 ----------------
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