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日本語「ぢ」と「じ」の謎 国語の先生も知らなかった 知恵の森文庫
775円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2009/06/10 |
JAN | 9784334785314 |
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日本語「ぢ」と「じ」の謎
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日本語「ぢ」と「じ」の謎
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商品レビュー
3.9
7件のお客様レビュー
国語問題に関するおおよその論点と流れが簡潔に記されている。文化というものをナメくさったどうしようもない文部官僚と、決然と対決した文人たちがいた時代があったことがよく分かる。
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面白い!歴史をストーリー仕立てで味わうことができ、わくわくしながら読み進めることができた。国語政策に関わった時の知識人たちの思惑や、駆け引きなど初めて知ることばかりだった。日本語をローマ字表記だけにしようとか、公用語をフランス語にしようなどなど(今考えればとんでもない?こと)を提...
面白い!歴史をストーリー仕立てで味わうことができ、わくわくしながら読み進めることができた。国語政策に関わった時の知識人たちの思惑や、駆け引きなど初めて知ることばかりだった。日本語をローマ字表記だけにしようとか、公用語をフランス語にしようなどなど(今考えればとんでもない?こと)を提案していた人物がいたとは…驚きの連続だった。 また”当用漢字”→”常用漢字”と呼び名が変わったことにも納得。それにしても、日本から漢字を廃止しようとしていた時代があったとは…。 この本を読み終えて、漢字に対していとおしい気持ちがわいてきた。今こうして漢字を使えることに感謝、感謝。 (追記:古本で購入したため、「常用漢字表の改定2010年」以前の発行年2009年。常用漢字の数は改定前の数字で書かれている。)
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「地」は大地(だいち)の地(ち)なのに、 なぜ「地面」は「ぢめん」でなく「じめん」と書くのか。 「大詰め」は「おおづめ」なのに、 「差し詰め」はなぜ「さしずめ」と書くのか。 そんな、日本語の「現代仮名遣い」に関する本。 旧仮名遣いと現代仮名遣いの違い、 敗戦後から始まった「漢字狩り」の歴史、 当用漢字・常用漢字・人名漢字の歴史的経緯と 文部省(当時)や新聞社の思惑などなど かなり細かく説明されている。 特に戦後の一時期、日本の文字を 正式に「ローマ字にしろ」という運動が かなりな現実味を持って議論されていたことなど 今読むと驚くばかり(^ ^; 一方では「仮名書き」を推す一派がいて、 とにかく「日本から漢字を駆逐せよ」という流れが(^ ^; 新聞社は、当時は活字を組んで印刷していたので、 文字数が減ることは人員や予算の削減になるので 大いに奨励して報道した、というのも面白い(^ ^ さらに「人名用漢字」を増やす、というときに 「糞」「屍」「呪」「癌」「姦」「淫」など、 およそ「人名に使うとは思えない漢字」を多く含み 世間から非難の嵐となった際、お役所は 「常用平易と認められるかどうかで選定し 人名に相応しいかなど漢字の意味は一切考慮せず」 と回答したという、ギャグのような話も(^ ^; 全体を通して大変興味深く読めたのですが、 どちらかというと「歴史的経緯」の説明が多く もっと「雑学的な情報」を期待していた私には 残念ながら少しベクトルが違った感じでした(^ ^;
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