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水のゆくえ 米美知子写真集
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水のゆくえ 米美知子写真集

米美知子【著】

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水のゆくえ 米美知子写真集

3,080

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文一総合出版
発売年月日 2009/06/10
JAN 9784829911693

水のゆくえ

¥3,080

商品レビュー

5

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2010/10/23

米美知子さんは自然を題材とし、写真により作品を創作される写真家です。写真集「水のゆくえ」は「青い森話」、「光の音色」に続く三部作の完結編です。発刊年度はそれぞれ、青い森話が2005年、光の音色が2006年、水の行方が2009年なので、最後の作品だけがやや間が空いています。その間に...

米美知子さんは自然を題材とし、写真により作品を創作される写真家です。写真集「水のゆくえ」は「青い森話」、「光の音色」に続く三部作の完結編です。発刊年度はそれぞれ、青い森話が2005年、光の音色が2006年、水の行方が2009年なので、最後の作品だけがやや間が空いています。その間に米美知子さんには新しい作品を生み出すための苦しみが長かったのが伺われます。この写真集にはEOS 5D Mark IIのCMに使われていた「ゆらぎの瞬間」を含む川、滝、霧、雲などの水を中心写真が集められています。前の二作の間にも写真の作り方の変化を感じたのですが、今回はさらに変わっています。前の二作に比べ色の深みが抑えられており、悪く言うと平板に見えます。しかしながら、それはあくまでも効果として使われており、素晴らしい作品集であることに間違いはありません。 写真を取るというのは、これまで何を見てきたかが決め手となると私は思っています。絵と違い写真は機械が事実を写しとるだけだからそんなものは必要ないだろうと思われるかもしれません。見てきたものが決め手であるなら、私は今まで何も見てきていなかったのだと、この写真集を見ると告白しそうになります。米美知子さんの取る滝を水が落ちるさまを見て、確かに滝を落ちる水のさまを見ていたと言い切れる人は多くないと思います。少なくとも、私はそうでした。漫然と滝を見るのでは気がつかない細部をおそらく米美知子さんは繰り返し精緻に見たのです。繰り返し、繰り返し。光のさま、水の動き大気の様子。観察とそれから生まれる写真を組み立てる発想。そのボリュームに圧倒され、胸がひしゃげ、志が折れそうになります。 また、そういった写真表現の技術面だけでなく、一枚の写真それ自体に人生の一瞬を感じる要素が込められています。ただの風景でも、ただのオブジェクトでもありません。人が生まれ、生きていき、人生のとある局面で、特別な感情を持って眺める風景を追体験するかのような作品です。写真一枚一枚を観るごとに驚き、発見し、尊敬の念を深めます。素晴らしい作品の創作していただいた感謝の気持ちを米美知子さんに伝えたい気持ちに満たされます。 余談ですが、巻末の撮影情報が充実しているのもこの三部作の特徴です。それぞれの写真のスポット測光ポイントが示されていて興味深いです。参考になるかと言われると、まあ参考にはなりません。作品作りはそんなに簡単なものではないので。しかし、スポット測光ポイントを載せたいという米美知子さんのこだわりと意気込み、親切なお人柄を感じることはできます。また、すべての作品が三脚利用ということを明言されています。写真を取っていると三脚を使う派と使わない派は宗教戦争のように対立するので、使う派の私はこういう事を明言していただくととても心強いですね。

Posted by ブクログ

2010/04/14

2作目の「光の音色」ですっかり米さんの作品の見せられてしまい、この「水のゆくえ」は写真展まで行ってしまいました。 (米さんにも会えてうれしかった) 実際の写真は迫力満点。写真集はかなり勉強になります。

Posted by ブクログ

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