1,800円以上の注文で送料無料
チェーホフ・ユモレスカ(2) 傑作短編集 新潮文庫
  • 新品
  • 書籍
  • 文庫
  • 1225-16-04

チェーホフ・ユモレスカ(2) 傑作短編集 新潮文庫

チェーホフ【著】, 松下裕【訳】

追加する に追加する

チェーホフ・ユモレスカ(2) 傑作短編集 新潮文庫

649

獲得ポイント5P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2009/06/01
JAN 9784102065075

チェーホフ・ユモレスカ(2)

¥649

商品レビュー

3.2

7件のお客様レビュー

レビューを投稿

2025/07/15

読み終えて目次を見ると、印象に残っているのは49篇のうち5、6篇ほど、あら低打率。オチを利かせた小話という感じではないね。愚かしくも、たぶん愛すべき民衆を描いたショートショート。滑稽でおかしみはあるものの、途中で笑いの感性が合わない芸人のコントを見続けている気になってしまって、あ...

読み終えて目次を見ると、印象に残っているのは49篇のうち5、6篇ほど、あら低打率。オチを利かせた小話という感じではないね。愚かしくも、たぶん愛すべき民衆を描いたショートショート。滑稽でおかしみはあるものの、途中で笑いの感性が合わない芸人のコントを見続けている気になってしまって、あら残念。 でも、今に繋がる他国の「その頃」を垣間見るのは、海外作品を読む楽しみの一つではあるよ。

Posted by ブクログ

2019/12/25

初期作は雑多な魅力の詰め合わせ。玉石混交ではあるが、石も含めて独特の場が生成される。民衆の戯画が中心だが不条理や陰鬱、悲しさ、という情景を描くとさらに輝く。 しかし一般に、こんなものを楽しめる人がそういるとは思えないのだよな。どう考えてもかなりのチェーホフ狂向け。 異色なのは...

初期作は雑多な魅力の詰め合わせ。玉石混交ではあるが、石も含めて独特の場が生成される。民衆の戯画が中心だが不条理や陰鬱、悲しさ、という情景を描くとさらに輝く。 しかし一般に、こんなものを楽しめる人がそういるとは思えないのだよな。どう考えてもかなりのチェーホフ狂向け。 異色なのはヴェルヌのパロディ。ツッコミ過剰、皮肉過剰、出鱈目過剰。これは逸品。 この時代から既に起承転結は無視し始めており、ジョイス『ダブリナーズ』に入っていそうなものもある。 夫が女と逐電し破産までした時、近所の老人がやって来て駄洒落を連発する『雄々しい奥さん』の悲喜劇。賑やかな冬の遊園会の中、ふと耽る思いを描く『酷寒』。筏を操る極貧の竿師達を空撮した『川のほとり』に広がる詩情。 スケッチ的な傑作が多い。 「老人たちは思いに沈んだ。その人の生まれよりも高いもの、地位や、富や、知識よりも高いものは何か、一番みじめな乞食をも神に近づけるものは何かということを彼らは考えていた。」( 『酷寒』)。 ざわざわとした祭の情景の中、ふと会話が途切れて、こんなチェーホフ的内省がいきなり始まる時の快感。ジョイス〜ウルフ的。

Posted by ブクログ

2010/11/20

なんとなくわかりづらい人間相関は仕様でしょう。それか、私の読解力の問題。 しかし、そこを考え合わせてもチェホフのブラックユーモアは素晴らしい。ロシアの風土を感じさせる文体に散りばめられた鋭い皮肉。自他をニヒルに揶揄する短編には彼一流の笑いが随所に見られました。

Posted by ブクログ