さらわれた花嫁と恋愛結婚!? ラヴァーズ文庫

森本あき【著】

• 販売会社／発売会社: 竹書房
• 発売年月日: 2009/06/01
• JAN: 9784812438237

商品レビュー

2012/12/21

調教ものは初めてかな・・・

[boyslovebeginner]

調教もの（？）にしては、いまいちだったような・・・

2012/02/03

　主人公は平凡で地味なサラリーマン。
　勉強はできたけれど、社会に出てからというものまったく役立たず。
　覚えることは得意だけれど、応用は苦手……そんな典型的な優等生タイプだった中林鳩羽は、会社の部長命令でお見合いをすることになる。
　どうせ、家にいてもやることがないから、と言って軽い気持ちで引き受けたお見合いが実は、鳩羽に目をつけた金持ちによって巧みに仕組まれた罠だった。
　お見合い会場で拉致され、監禁された若菜は、目の前にいた美しい男に、VIPたちが集まるオークションにかけられることになったと告げられる。
　嫌がる鳩羽を調教師だという男は、余裕たっぷりで、これからの調教で鳩羽が「気持ちいい」と言わなければ逃がしてやると約束をするが……

　という話でした。

　この話は「●●結婚」というシリーズものだと思うのですが、ちょっと……じゃなくてかなり趣の違う話。
　監禁だの調教だの穏やかならぬ言葉が並びます。
　多分、他の作者さんが書いたら、もっとどろどろした内容になると思うんですが、もう作者さんの正確だと思うんですが、まったくどろどろしてません。
　最初鳩羽は監禁されていて、一生懸命意地を張っていたんですが、一回崩れてからは、「あんあん」喘ぎまくりだし。
　監禁されている状況だとは思えないくらい、それなりに甘いやり取りもあったり。
　監禁・調教というかなりハードなシチュエーションであるにも関わらず、どちらかというと、二人のいちゃいちゃがメインのような気がしました。

　それにしても、「一週間出張」という話は、会社経由で鳩羽の両親にしたみたいなんですが、それ以降の話はいったいどういう説明をしたものやら……
　最後に、簡単に「外国に行く」とか言っちゃってますが、そんなに簡単に実家暮らしの人間をひっぱっていけるかどうか……
　なんとなく爪が甘い感じもするのですが、物語の全体のテンションで、それも許せてしまうのが怖いところですね。

「監禁」「調教」という言葉に引かれて買うとかなり拍子抜けをすると思いますが、ちょっと頭の悪い感じの話を求めている人にはオススメです。

2011/06/13

たぶんラブコレ5thに番外編が載ってるので買ったのだと思いますがずっと積読でした。なのでラブコレもこの話の番外編だけ読んでない（笑）そして森本さん初読み。で、今頃引っ張り出して読んだのですが、なんでこのお話にこのタイトル？と最後までわからず。攫われてオク出品のため調教される受が攻に惹かれる要因になるのであろう攻の秘めた感情は言われてみればそうかなと思う程度で、そもそもやってることが酷いから！これで恋に堕ちるもんなのかと疑問が残る。ラストで真相が明かされますがそれを読んでも納得できず不完全燃焼でした。