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名もなき毒 カッパ・ノベルス
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2009/05/22 |
JAN | 9784334076832 |
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名もなき毒
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名もなき毒
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商品レビュー
3.8
70件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
原田いずみの虚言癖が異常すぎて、行動も異常すぎる余り実は本当のことを言っているのでは?と疑い始めつつ、やっぱり虚言癖で… 主人公らに嫉妬するのは分かるが、兄の結婚式での暴露騒ぎといい、会社に侵入して強力な睡眠薬をミネラルウォーターに入れたりと、やることが極端すぎる。ここまでくると精神病院に入れることができそうだが… 勘当したくなる気持ちはわかるが、結局振り回されることは分かっているのだし… 社長の権力の話が印象的だったのと、 家を買うにあたり任意で行う(検査費40万円、実際に問題があれば解決するのに3倍ほどの額)土壌汚染の検査に関する話が面白かった。 最後の犯人が判明して会いに行き、どうやって青酸カリを入手したのか〜などを聞き出しているところは割と面白かったが、その後の人質騒動は取ってつけたような展開で微妙だった。展開の速さというスピード感はあったが。 「究極の権力は、人を殺すことだ」p247
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だいぶ前に読んだので細かい内容は忘れてしまったが、杉村三郎シリーズは好きなので、これからも続けてほしい。
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杉村三郎シリーズ2作目。杉村三郎が探偵稼業に足を突っ込み始める。10年ほど前に読んだのだが、もう一度読みたくなり再読。 「普通」の定義。厄介な「自己実現」という言葉。さりげなく放つ言葉の中にある毒、人の深層に潜む毒。目には見えないシックハウスや土壌汚染で蝕まれる人。様々な現代の毒...
杉村三郎シリーズ2作目。杉村三郎が探偵稼業に足を突っ込み始める。10年ほど前に読んだのだが、もう一度読みたくなり再読。 「普通」の定義。厄介な「自己実現」という言葉。さりげなく放つ言葉の中にある毒、人の深層に潜む毒。目には見えないシックハウスや土壌汚染で蝕まれる人。様々な現代の毒について、二つのストーリーを平行して、時には交錯させて描いている。宮部みゆきさん、流石である。 13年ほど前に刊行された本作だが、更に格差が広がる今の社会では、振り込めサギなど姿の見えない犯罪が横行するように、人の毒は更に濃くなり、隅々まで拡散しているのではないかと思う。 登場人物の一人、財界の重鎮でる今多嘉親氏が作中で、「他者の生殺与奪を握ることこそが、最大の権力。」と言った言葉が印象に残った。2019.3.3
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