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秀吉の智略「北野大茶湯」大検証
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秀吉の智略「北野大茶湯」大検証

竹内順一, 矢野環, 田中秀隆, 中村修也【著】

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秀吉の智略「北野大茶湯」大検証

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 淡交社
発売年月日 2009/06/05
JAN 9784473035738

秀吉の智略「北野大茶湯」大検証

¥4,180

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2025/02/10

北野大茶湯という1つのイベントにフォーカスしたこれだけの本って珍しい気がする。前半に4名の研究者による論考を載せていて、当時の史料をベースに北野大茶湯を評価している。特に面白かったのが中村修也の推測で、秀吉は京都に融和的な政策をとってきたが、北野大茶湯を催すに当たって堺の茶人を起...

北野大茶湯という1つのイベントにフォーカスしたこれだけの本って珍しい気がする。前半に4名の研究者による論考を載せていて、当時の史料をベースに北野大茶湯を評価している。特に面白かったのが中村修也の推測で、秀吉は京都に融和的な政策をとってきたが、北野大茶湯を催すに当たって堺の茶人を起用するという負荷をかけたと、結果1000人弱しか集まらなかったのは、普段万を超える軍を率いている秀吉からしたら寂しくみえたのではないかと、なら10日やらずかりそめの成功のうちに終わらせたのが初日で終わった理由ではと。さらにその後の秀吉は京都改造的な政策をとっているんだが、北野大茶湯が原因ではとしているのは結構面白いと思う。 他にエピソード的なものとして小牧長久手の戦い後に秀吉が信雄を招いて茶を点てたが信雄は口をつけなかったとか、井戸茶碗を命名したのは佐久間不干斎というのが信頼できる説だとか。 後半は資料として資料集のようになっている。それから北野大茶湯を対象にした研究史も。

Posted by ブクログ

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