美女の骨格 名画に隠された秘密 青春新書PLAY BOOKS

宮永美知代【著】

• 販売会社／発売会社: 青春出版社
• 発売年月日: 2009/05/07
• JAN: 9784413042369

商品レビュー

2025/01/06

美術解剖学から見た絵画や骨格が顔に与える印象などについて書かれている。

骨格から絵画を読み解くというより、頭蓋（顔）の変遷についてがメイン。年を取るにつれて骨格が変化し、与える印象が変わること、ふくよかな裸婦像、縄文顔、弥生顔や頭蓋変工など、文化や時代によって美の基準が大きく違うことがよくわかる。

森鴎外が日本初の美術解剖学講義を行ったことや、有名な絵が実は解剖学の知識をベースに描かれているといったことを知ることができた。

文中に出てくる絵画全てに参考資料として写真があると、もっとわかりやすいと思った。

2014/04/13

今の日本は西洋的な感覚を取り入れているけれども昔ながらの日本独自の美的センスなどもまだ残っているのだと再認識させてくれた本です

2010/07/01

［　内容　］
「美しい」には理由がある。
ダ・ヴィンチ「岩窟の聖母」―大人の骨格で描かれた幼いキリスト、ミケランジェロ「原罪」―生身の女性以上にダイナミックなイブの秘密、ルーベンス・裸婦像―ふくよかな肉体の下に描かれたものとは、ほか、レンブラント、歌麿、手塚治虫…の作品のまったく新しい見方。

［　目次　］
はじめに　骨が美を語る「美術解剖学」
第１章　美しさの秘密は“骨”にあった（“見た目の印象”はどこでつくられるのか？　顔はこんなに骨格の影響を受けている　ほか）
第２章　絵画は骨格で読み解くと面白い（絵画の「顔の見方」は二つある　絵の具の違いが生んだ表現の違い　ほか）
第３章　「美人画」が教えてくれる美の変遷（日本の美術解剖学の生みの親は森鴎外　鴎外後の美術解剖学の立役者たち　ほか）
第４章　“美女の境界線”はどこにある？（顔が小さいほど美しい？　世界に通用する美女の共通点　ほか）

［　ＰＯＰ　］

［　おすすめ度　］

☆☆☆☆☆☆☆　おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆　文章
☆☆☆☆☆☆☆　ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆　メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆　冒険性
☆☆☆☆☆☆☆　読後の個人的な満足度
共感度（空振り三振・一部・参った！）
読書の速度（時間がかかった・普通・一気に読んだ）

［　関連図書　］

［　参考となる書評　］