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ツレがうつになりまして。 コミックエッセイ 幻冬舎文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
発売年月日 | 2009/04/30 |
JAN | 9784344413023 |
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ツレがうつになりまして。 コミックエッセイ
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ツレがうつになりまして。 コミックエッセイ
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商品レビュー
3.8
253件のお客様レビュー
ワタシがウツになりまして
私の家族がウツになりました。 その数年後、私自身がウツになりました。 ウツになった後に、この本を読みましたが、ウツという病気や家族の心境、本人の心境が、よく分かる本です。 漫画ですので、とても読みやすく、分かりやすかったです。 どぶねずみさんへ どぶねずみさんの毎日...
私の家族がウツになりました。 その数年後、私自身がウツになりました。 ウツになった後に、この本を読みましたが、ウツという病気や家族の心境、本人の心境が、よく分かる本です。 漫画ですので、とても読みやすく、分かりやすかったです。 どぶねずみさんへ どぶねずみさんの毎日は「気持ちが鬱」の状態だと思います。 理解して頂きたいのは「気持ちが鬱」と「病名が鬱」というのは全く違うものだという事です。 「病名が鬱」は完全に身体の病気です。体内のホルモンバランスが崩れた状態になる事です。私の場合、病気の原因は"過労"です。 その症状として「気持ちが鬱」という状態が表面に現れます。 ですので、「気持ちが鬱」と「病名が鬱」は表面上はとても似ていますが、根本がまるで違うことを御理解下さい。 どぶねずみさんは自分が価値ないものと言わてるように感じますが、私はすべてのものは存在するだけで価値があると思います。
あまがえる
うつなんて病気は無いよ
39歳の夫がうつ病に。それを観察しながら妻が漫画を描いてる本。 うつってどういう症状なのかがわかる。 でもね、弱虫なだけだよ。 「自分は何の役にも立ってない」 「ゴミ人生の自分にごはんを食べる資格などない」 「他の動物を殺しておれなんかた肉を食べて本当にいいかわから...
39歳の夫がうつ病に。それを観察しながら妻が漫画を描いてる本。 うつってどういう症状なのかがわかる。 でもね、弱虫なだけだよ。 「自分は何の役にも立ってない」 「ゴミ人生の自分にごはんを食べる資格などない」 「他の動物を殺しておれなんかた肉を食べて本当にいいかわからない」 「駅の点字の方が存在価値がある」 「何も生み出すことができない自分は不要」 「子どもを残すなんてずうずうしいにもほどがある」 「満員電車内、クズの自分が酸素を吸っていいのか、場所を取っていいのか」 毎日私が考えていることです。僕が考えてるんだから、ふつうのことなんです。 ホームギリギリに立って電車が来たら目をつぶって、 頭の中で電車に自分をひいてもらう。 そんなの毎日やることです。 あなたの旦那はそれを考えたことがなく、 大人になって一気に考え始めて整理ができなくなっただけ。 自分の存在意義なんて高校生のときから何周も何周もするもんなんです。 僕認めないよ、こんな病気。 「死にたい」なんて朝昼晩思います。 できてないじゃんおれもあんたのツレも。 認めないよ、絶対。
どぶねずみ
エッセイ漫画。 自分自身も11年前(ちょうど30歳になりたての頃)に,中程度のうつ病を発症して,心療内科へ通院していた時期があったのだが,その頃のことを思い出すようなエピソードも散見されて,興味深く読めた。 ひとつのエピソードとして,何もできなくて寝てばかりになるというものが挙...
エッセイ漫画。 自分自身も11年前(ちょうど30歳になりたての頃)に,中程度のうつ病を発症して,心療内科へ通院していた時期があったのだが,その頃のことを思い出すようなエピソードも散見されて,興味深く読めた。 ひとつのエピソードとして,何もできなくて寝てばかりになるというものが挙げられていたけれども,自分の場合は薬の強い副作用で,とにかく眠気に襲われるので,始終寝ざるを得なかったという方が,実際のところではあったかなーとは思う。 食欲増進の副作用もあったので,とにかく食っちゃ寝生活で,半年ほどの治療期間で,体重がとんでもなく増加したのを覚えている。(まあ元々が痩せすぎなくらいだったので,体重が増えたことでむしろ健康的になってちょうど良かったのだが。) 閑話休題。 この本自体について正直なところを言えば,うつ病になった旦那さん自身は,典型的なうつ病に罹りやすい人の特徴を備えているなあと感じる。 何かにつけてはマトモに受け止めすぎてしまって,深刻に悩んでしまう姿が繰り返し描かれているからだ。 元々はスーパーマンのように強かったと言われているのも,自分の感情を殺して物事を生真面目に受け止めすぎている,生真面目に取り組みすぎていることの裏返しでしかないし,元々はネガティヴだと言っている著者である奥さんの方が,よっぽど自分の感情に素直に生きているので,いざとなったら楽天的で,精神的にもタフだったりする。 旦那さんが布団にこもっては泣いている様子を,ユーモアをもって,まるで飼っているペットに擬えるかのように(笑)カメ扱いをして,笑い飛ばせる精神の持ち主である奥さんが居たからこそ,旦那さんは辛い時期を乗り越えることができたのではないかなと,素直に羨ましく感じられた。 そしてまた,たとえ夫婦ではあっても,適度に客観視して見ることの大切さも感じた。 心配しすぎて過干渉になることもなく,ある程度距離を置いていることによって,旦那さんも自分で行動をするきっかけができたりして,依存状態に陥らずに済んでいるし,奥さんの方も「うつ病がうつる」ことなく,共倒れせずに済んだのだろう。 最後に,漫画読みの観点としては,紙幅の大半を割いている闘病風景のドキュメンタリーよりも,おそらく著者の本来の得意ジャンルは,巻末のオマケにあるような,ほのぼのとした日常系だと思われる。 本編における共感や示唆に富んだエピソードの数々はもちろん素晴らしかったのだが,夫婦の何気ない日常のやり取りを切り取った,ほんわかとしたハートウォーミングなエピソードの方も,もっと多くを読んでみたくなる,魅力に満ちた描きっぷりだった。
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