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イワシはどこへ消えたのか 魚の危機とレジーム・シフト 中公新書
858円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2009/03/25 |
JAN | 9784121019912 |
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イワシはどこへ消えたのか
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商品レビュー
3.5
7件のお客様レビュー
●レジーム・シフトという言葉を初めて聞いた。イワシの不漁が続く中、一方でサンマは豊漁が続く。その理由を「レジーム・シフト」という考え方で説明ができるという。
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地球規模のシステム変動をさす「レジーム・シフト」。それは海の中で魚種交代という形で現れる。 過去を振り替えるとイワシから始まり鱈やさんま鮭など漁獲できる量と場所がこんなにも大きく変動しているとは思わなかった。 特にショッキングだったのは釧路がいつのまにか漁獲量一位の座を明け渡して...
地球規模のシステム変動をさす「レジーム・シフト」。それは海の中で魚種交代という形で現れる。 過去を振り替えるとイワシから始まり鱈やさんま鮭など漁獲できる量と場所がこんなにも大きく変動しているとは思わなかった。 特にショッキングだったのは釧路がいつのまにか漁獲量一位の座を明け渡していたこと。またレジームシフトの要因は温暖化や乱獲だけではないところにこの問題の難しさがある。
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あるときは大量に獲れた魚がある時期からいなくなったりすることは間々ある。こういう魚の増減がどうやって起こされるのかを、地球規模の環境変動や漁業政策をテコにして語る一冊。イワシの記述は多いが、イワシに代表される大衆魚をネタに漁業やそれをとりまく環境(地球・経済・政治的な意味で)を語...
あるときは大量に獲れた魚がある時期からいなくなったりすることは間々ある。こういう魚の増減がどうやって起こされるのかを、地球規模の環境変動や漁業政策をテコにして語る一冊。イワシの記述は多いが、イワシに代表される大衆魚をネタに漁業やそれをとりまく環境(地球・経済・政治的な意味で)を語る本。 「魚ってほんとデリケートなんだな」というのが正直な感想。 海面水温が数℃変化するだけで、その幼魚の生存率は大きく変わるらしく。人間が出てくるまでも魚はそんな温度変動の影響を受け続け、増減を繰り返しながらしぶとく生き延びてきた。そこに人間の無計画な漁獲が入ると、魚的には増加局面にあっても人に親魚を獲られるせいで増えたくても増えられない、そんな状況がイワシだけでなく他の大衆魚にも訪れているらしい。 状況を語るだけで、なにか抜本的な解決法を語る本でもない。なのでスカッとした読了感は得られない。しかし「漁業」の見方が大きく揺さぶられる一冊。 「船を操り、魚の群れを一網打尽」的な”人間目線”での漁業の裏で魚たちがどう生きているのか、そんな”魚目線”で漁業を見られるようになる「魚眼レンズ的漁業本」です。良著。
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