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不毛地帯(4) 新潮文庫
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不毛地帯(4) 新潮文庫

山崎豊子(著者)

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不毛地帯(4) 新潮文庫

869

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2009/03/16
JAN 9784101104430

不毛地帯(4)

¥869

商品レビュー

4

42件のお客様レビュー

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2024/10/31

「実は、君を専務に昇格させるのには、わしもそういう方面のことも含めて、いろいろ考えに考えた末、決断したことや、最後に決断に至ったのは、何やと思う?」 「全く見当がつきかねます」と応えると、大門は、 「壱岐君、君にやったら、騙されてもかまへんということや」 「私が社長を騙す?そんな...

「実は、君を専務に昇格させるのには、わしもそういう方面のことも含めて、いろいろ考えに考えた末、決断したことや、最後に決断に至ったのは、何やと思う?」 「全く見当がつきかねます」と応えると、大門は、 「壱岐君、君にやったら、騙されてもかまへんということや」 「私が社長を騙す?そんなことありようはずが…」 「君は次期社長有力候補の最右翼というわけや、わしとの距離が近くなればなるほど、今は考えてもいないことを考えるかもしれん、実力があればあるほど、男というものは、思わんことを考えるもんや」 君になら騙されても仕方がないと云いながら、大門は底知れぬ力量を持った壱岐を危惧し、改めて忠誠を誓わせたのだった。 中東の乏しさは、苛烈な自然が人を押し潰しているようだったが、東南アジアの乏しさは、人が人の下で喘いでいる乏しさであった。

Posted by ブクログ

2024/10/20

壱岐さん、いつの間にこんな人脈が?というのが続き、ブラックな側面も書き切ってくれるあたりにとても人間味を感じさせる。

Posted by ブクログ

2024/08/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

専務に昇格した壱岐。フォーク、千代田の提携交渉は足元を見られ、東京商事の鮫島に油揚げをさらわれてしまう。次に用意された舞台はイランの油田開発。近畿商事の実質ナンバー2として、社内だけでなく政界にも元参謀の経験をもとに切り込んでいく壱岐の今後に期待。このシリーズ、読むにつれ壱岐はカラチ、テヘラン、ナイロビで苦労を重ねた「沈まぬ太陽」の恩地を思い起こさせ、何事もスマートにこなす鮫島は同作品の行天四郎を連想させる。最後に壱岐、鮫島の2人にはどのような結末が待っているのか。

Posted by ブクログ

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