商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ソフトバンククリエイティブ |
発売年月日 | 2009/03/31 |
JAN | 9784797354089 |
- 書籍
- 文庫
サムライガード(3)
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サムライガード(3)
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商品レビュー
4
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ようやく動き出した『大蝦夷学園編』
相変わらずのスローペースである。これはもはやマイペースと言われるべきだろうか。大蝦夷学園転入初日に行われた【姫】ことカタリーナと愛香との決闘からたったの2日しか描かれていない。決闘自体は愛香の咄嗟の判断が奏効して一応の決着(?)を見せるのだが、この後にカタリーナ&ターニャとの関わ...
相変わらずのスローペースである。これはもはやマイペースと言われるべきだろうか。大蝦夷学園転入初日に行われた【姫】ことカタリーナと愛香との決闘からたったの2日しか描かれていない。決闘自体は愛香の咄嗟の判断が奏効して一応の決着(?)を見せるのだが、この後にカタリーナ&ターニャとの関わりが大きく変わる。そしてカタリーナが愛香に固執する理由も判明するのだが、このお姫様がとんでもない暴走腐女子だったことで、特にこの後の会話が混迷を極めることになる。ただでさえ寄り道ばかりで進まない会話が、カタリーナのセクハラ乱入でさらに拍車がかかり、登場人物からもツッコまれる有り様である。ただ、ボケをかましまくるカタリーナと心でツッコむ清海とのやり取りが軽妙で可笑しいので前巻よりは多少テンポがあった、というか冗長さは感じなかった。珍しく困惑したりキレたりする愛香や、決闘で生じた愛香の状態により思わぬ活躍(?)を見せ、意外にしゃべる毬藻など、これまでのキャラクターにも変化が生じている。それで本巻で判ってきたことは、学園が何やらキナ臭いことに手を出していることと、生徒会が学園とは別の動きで愛香達に関心を示していることである。つまり、「学園 vs カタリーナ&ターニャ」と「生徒会 vs 愛香&毬藻+清海」という構図で今後の展開が予想されるが、人物が入り乱れて関わっているためになかなか複雑な様相も呈している。そして本巻もまたピンチな引きを見せている。
DSK