商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 祥伝社 |
発売年月日 | 2009/03/20 |
JAN | 9784396208646 |
- 書籍
- 新書
まほろ市の殺人
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まほろ市の殺人
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商品レビュー
2.9
11件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
舞台を共有する複数作家によるアンソロジー。土地以外にほぼ共有することはない(少なくとも相互に関連する感じはない)のは、ちょっと残念だけども、まぁみんなバラバラに作ってはいるんだろうし、しょうがないかな。 一部のトリックは「トリックのためのトリック」のような、ちょっと無理がないかい?と思わされる感じがある。双子の話なんかはおそらくそうだろうなというトリックだったけど、さすがにリアリティがなぁみたいな。アドバルーンもそう。 ただ、それぞれの作家の個性がしっかりでていたという気はする。
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まほろ市を舞台にした『殺人』アンソロジー。 春に起きた、殺してしまったかもしれない人はどこへ? 流れる地元限定、どうでもよさげなニュースに 彼女が出会ったらしい幽霊の痴漢。 最後に語った弟の言葉に、なるほど、と納得しましたが 相手に対して、そこまで頑張らなくても…とも。 いや、...
まほろ市を舞台にした『殺人』アンソロジー。 春に起きた、殺してしまったかもしれない人はどこへ? 流れる地元限定、どうでもよさげなニュースに 彼女が出会ったらしい幽霊の痴漢。 最後に語った弟の言葉に、なるほど、と納得しましたが 相手に対して、そこまで頑張らなくても…とも。 いや、必死なのは当然ですが。 夏の片思いは恋へ。 まったく考えなかった殺害内容です。 いや、そもそもそこに至る感情? 何だか全員、そこはかとなく病んでいる感じが。 思い込みが激しい、とまとめても大丈夫?? 秋に起きている、小物がおかれた連続殺人事件。 似たように殺された、小説家の助手達。 小説家本人が、どう見ても単なる迷惑おばさま、です。 事件を混乱させて大変にするタイプ? とりあえず助手達の件は片付くわけですが 連続殺人犯の方は放置されたまま。 一体? と思っていたら、最後にすごい落ちが。 これはありですか?? 冬は初めての加害者側。 警察に厄介になりたくない、と言いながら どうしてあちらこちらに金を借りたのか。 警察さえ出てこなければいいのか? と ちょっと思ったり。 結局悪い事はできません、という話ですが やはりいつつかまるのか、ぼろを出すのかと びくびくしてしまいます。 疑問に思った事は、さっさと解決して 憂いを取り除きましょう?w
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架空の街「真幌市」を舞台に、春夏秋冬に起きた殺人事件の物語四作。 「幻」をもじって生まれまた街というイメージと、好きな作家さんにつられて読みましたが、残念ながら残念と言わざるを得ないです。 春…謎は正直、魅力的でした。不可能と思われる時間の齟齬はどう生まれたのか?どうなれば可能...
架空の街「真幌市」を舞台に、春夏秋冬に起きた殺人事件の物語四作。 「幻」をもじって生まれまた街というイメージと、好きな作家さんにつられて読みましたが、残念ながら残念と言わざるを得ないです。 春…謎は正直、魅力的でした。不可能と思われる時間の齟齬はどう生まれたのか?どうなれば可能か?そして、冒頭の痴漢はどう関わってくるのか?わくわく読んだだけに、結末にがっかり。まさしくふわふわゆらゆらと誤魔化された感じです。現実味0だし安易。文章も幼稚で、出来損ないの児童書のようでした。 夏…結末を除けば、結構好きだった作品。正直、かなり早い段階でメインのからくりの片鱗は読めるのですが、だからこそ少女の描写が物哀しくて、私は好きでした。やっぱり結末が突拍子もなく、無理やり感がやるせないです。読後感最悪。 秋…最初っから最後まで軽い。薄い。つまらない。結末はどんでん返しのつもりなのでしょうか?ただの帳尻合わせにしか見えません。小物の共通点も、"so what?" あと一歩あるのかと思いきや… 冬…四作の中では流石にまともでした。これも、結末を除けば好きな作品。結末も、ちょっと現実味がなさすぎるというくらいで、「まほろ市」で起きたことだし、許容範囲内です。家族と、蜃気楼の描写が本当に美しくて、哀しい。ただ、別に三つ子である必要はない…。伏線なんだろうけど、だからこそ結末がかなり確信を持って読めちゃうし、嘘くさく感じる。
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