商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2009/02/01 |
JAN | 9784480425454 |
- コミック
- 筑摩書房
紅い花/やなぎ屋主人
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紅い花/やなぎ屋主人
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商品レビュー
4
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第5回 紅い花/やなぎ屋主人(旅もの。シリーズ第3巻に「ガロ」掲載作がまとまっているが、この巻も3分の2がそう。つげ+ガロのマリアージュはこちらにも。) ・紅い花 1967 のうキクチサヨコ。うん。眠れや……。 ・西部田村事件 1967 もう秋ですね。ごらんなさい、こんなにマツタケが……。 ・長八の宿 1968 やァいつのまに顔を出したかの。 ・二岐渓谷 1968 まず絶望です。 ・オンドル小屋 1968 どっちもどっちもどちらもどっちも。 ・ほんやら洞のべんさん 1968 おやじさま十万円の鯉の味はどんなものかね。お前さまはべらべらとよくしゃべるね。 ・もっきり屋の少女 1968 頑張れチヨジ。頑張れチヨジ。 ・やなぎ屋主人 1970 その時のことを思い出すと……なぜか、あの店先で年とった自分と彼女が佇んでいる情景が、色褪せた古い記念写真のように思い出されてならないのだ。 (↑以上すべて「ガロ」掲載) ・リアリズムの宿 1973 けれど玄関に一歩入ったとたん、リアリズム過ぎるなと思いがっかりする。 ・枯野の宿 1974 そんなことないよ、この絵はとってもなじめるよ。 ・庶民御宿 1975 Kさん恥をかかせないで、長いこと考えぬいたことなんです。 ・会津の釣り宿 1980 小石は下流に流されますが、大石はときとして上流へ昇ってくるのです。それはまるで生きもののようです。 (解題・高野慎三 解説・村の記憶 早坂暁)
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テレビ番組『このマンガがすごい』で、映画監督の塚本晋也さんが『やなぎ屋主人』の実写化に挑んだ。原作のモデルとなった食堂で店員として働き、役作りに励むという力の入れようで、監督も自らこなした。できあがった作品のなんともシュールな仕上りが、なんだかうれしくなって、原作を読みかえしたく...
テレビ番組『このマンガがすごい』で、映画監督の塚本晋也さんが『やなぎ屋主人』の実写化に挑んだ。原作のモデルとなった食堂で店員として働き、役作りに励むという力の入れようで、監督も自らこなした。できあがった作品のなんともシュールな仕上りが、なんだかうれしくなって、原作を読みかえしたくなった。健さんの『網走番外地』を聴きながら。
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旅先に特別さを求めて行っても、現実はそううまく日常と完璧に乖離された体験をできるはずもなく、 生活じみたところをみつけて、幻滅した思い出もある人も多いはず。 しかしそういうものこそ心に残って、えも言われぬ旅情を思い起こさせる。 つげ義春の旅行漫画は、その生活じみた人間臭い部分を味...
旅先に特別さを求めて行っても、現実はそううまく日常と完璧に乖離された体験をできるはずもなく、 生活じみたところをみつけて、幻滅した思い出もある人も多いはず。 しかしそういうものこそ心に残って、えも言われぬ旅情を思い起こさせる。 つげ義春の旅行漫画は、その生活じみた人間臭い部分を味わえる。
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