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五月の独房にて
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 小学館 |
| 発売年月日 | 2009/01/30 |
| JAN | 9784093797986 |
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五月の独房にて
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商品レビュー
3.3
13件のお客様レビュー
十余年ぶりの再読です ─ 砂を噛むような刑務所 生活。 それは贖罪の日々では なく退屈な日々。 罪を犯してしまった者 にとって、 高い塀でガッチリ守ら れた刑務所の不自由と、 世間の寒風に容赦なく 晒される外の自由と、 はたしてどちらがマシ なのか? いい子で優等生...
十余年ぶりの再読です ─ 砂を噛むような刑務所 生活。 それは贖罪の日々では なく退屈な日々。 罪を犯してしまった者 にとって、 高い塀でガッチリ守ら れた刑務所の不自由と、 世間の寒風に容赦なく 晒される外の自由と、 はたしてどちらがマシ なのか? いい子で優等生だった はずの主人公は、 女子刑務所でミシンを 踏む日々を過ごす。 刑務所ならではの罪状 によるヒエラルキーと、 どこか女子校に通じる 匂い立つ生々しい世界。 淡々とした日々の中で ふと現れる精神の綻び に、 あの日遺体を解体した 血腥い場面を邂逅する。 世間体の悪さについて 執拗に綴った母からの 手紙。 逮捕されたとき中学生 だった娘のその後。 唯一身元引受人となり 面会にきてくれる姉の、 猫にかこまれて暮らす 浮世離れした感じ。 圧倒的なリアリティに、 私の人生も一歩間違え ればこうだったかもと、 ゾクゾクと薄ら寒さを 覚える力作です。
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岩井志麻子の本、初めて読む。 くどい表現やらが多くて、これさっきも聞いた、とか思いつつも、だだだっと読む。 主人公に同情の余地があるのかと、実はこうだったという展開になるのかと思ったら、そうではなく、ただただ怖い人だった。 後半部分も、うわぁ醜い、、、と感じつつ、女だなとも思うけど、でもこうはなりたくないと、ぞぞぞとなりつつ読み終わる。
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嫌な雰囲気が立ち込めている小説。はっきりいって嫌いなジャンルだけど、殺害シーンは見てきたように克明で寒気を覚えながら読んでしまった。 破滅の物語。
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