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本当はどうなの?これからの中国 中経の文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中経出版 |
発売年月日 | 2009/01/30 |
JAN | 9784806132813 |
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本当はどうなの?これからの中国
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本当はどうなの?これからの中国
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商品レビュー
3.5
4件のお客様レビュー
現在 行方不明となっている 著者は 政府当局に スパイ容疑で 拘束されている という報道があった。 早速 読む気になって 読み始めた。 意外と中国を批判する眼ではなく,肯定的に見ている ところが、おもしろいと思った。 なんで、こんなヒトを拘束しなければならないのか よくわからな...
現在 行方不明となっている 著者は 政府当局に スパイ容疑で 拘束されている という報道があった。 早速 読む気になって 読み始めた。 意外と中国を批判する眼ではなく,肯定的に見ている ところが、おもしろいと思った。 なんで、こんなヒトを拘束しなければならないのか よくわからないなぁ と思った。 日本が 欧米に眼を向けるのではなく、 『隣国の関係を強化して、東アジア経済圏の構築にもっとチカラを入れ』るベキだと 強調しているのは 正しいと思う。 中国の暴動が毎年5万件から8万件あることは、 『中国社会において権利意識が台頭し、民衆が憲法と法律に則って、自分の権利を擁護、主張することの現れで、社会進歩の産物と見なしている』という視点は なるほどである。 リーマンショックで 中国への影響は 1 輸出は労働集約型産業のコスト増やアメリカ市場の低迷で減速 2 金融引き締めにより企業は資金難に陥る。中小企業、輸出企業が倒産の増加。 3 不動産市場の低迷 4 株価指数の急落 しかし、中国経済のファンダメンタルズは、世界で最も堅実、最も高い成長率 を持続していけると強調。 日本と中国のGDPをあわせると 東アジアの80%になる。 ⇒この視点は新鮮だった。 この間の中国の経済発展で中国人が自信を持ち、長年の歪んだ被害者意識をある程度克服した。 ⇒おもろい指摘。 マスメディアの歪んだ報道ではなく、中国の客観的な姿、先入観なしの中国理解が必要。 中国は おおきく 地域によって 違いがあり、 先富論により 沿岸部が豊かになり 2002年より 共同富裕論の段階に入り 内陸部などに 沿岸部からの支援が始まっている。 2006年には農業税を廃止した。これはあまり例がない。 ただ共同富裕論により 内陸部での人件費も高騰した。 北京オリンピックで 経済が崩壊するという話があったが それは 北京の全国での位置が そんなに高くない。 北京オリンピックは あくまでも 北京地域だけの影響力しかない。 中国のアキレス腱は 水不足 公害企業による汚染問題 2020年から始まる 少子化高齢化社会が本格的に始まる。 何を期待したのかわからないが あまりにも 普通なので その普通さに びっくりした。 日本に長らくいて、中国人として 日本企業の中国のビジネスチャンスを説明する ということだが、これで 進出するとしたら、 まずは、失敗すること この上なしだ。 結局は 学者先生の描くストーリーは あまりにも 役に立たないという 証明のような 本だった。 七つのチャンス 1 中間層をターゲットにする。 2 政府中央の変化でなく地方の変化に注意する。 3 ニューリーダーのパイプを重視する。 胡錦濤、温家宝は 第4世代。 第5世代、第6世代と結びつく。 4 マスコミ対策 の重視 5 製品などのトラブルを 反日のせいとしない。 6 20から30年前の転換期を想起する。 7 企業の社会貢献、地域との対話。 インターネットの利用者は 世界一であること。 中国人の 個人主義、能力主義、合理主義を重んじる。 富裕層 1000万人 中間層 5億人 低所得者層 7億人 最貧困者層 7000万人から8000万人 ポイントは 中間層。 夫婦と子供一人。家族の年収が 6万元以上。 30万元の資産(貯金や株など)をもち、家を持っている。 日本と中国の根本的な違い 1 社会制度の違い 2 社会の発展段階の違い 3 思考様式の違い 中国人は 老人思考で 過去を振り返る。 日本人は 女性思考で 感情的である。 中国人は 善悪で判断する。 日本人は 善悪がなく、敵味方と対立する。 なぜ靖国参拝がいけないか? 1976年からA級戦犯(14人)をまつっている。 実際には 天皇も 1976年以降 いかなくなった。
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中国について知りたてく読書。 中国人の立場で現代中国を語る著者の話は、それほどの偏りもなく、分かりやすく、現実的な内容が多いと思う。 立場上、中国肯定論が中心。好む好まないに関わらず、現実的に日本と中国は運命共同体となりつつあるのも事実だと思う。確かにもっと日本人は中国の現実...
中国について知りたてく読書。 中国人の立場で現代中国を語る著者の話は、それほどの偏りもなく、分かりやすく、現実的な内容が多いと思う。 立場上、中国肯定論が中心。好む好まないに関わらず、現実的に日本と中国は運命共同体となりつつあるのも事実だと思う。確かにもっと日本人は中国の現実を知り、習慣、文化、違いを知る努力も必要だと感じる。 マクロ的には、より民主化が進み、中華連邦的な国家へ発展していくと思うが、今後日本は歴史的に関係が深く旧満州国時代の遺産で引っ張りすぎて逆に今は発展が遅れているといわれる東北三省へ投資、協力を強化していくのが日本にとってもプラスになると思う。 日中の歴史観、特に善悪の考え方は勉強になる。靖国神社についても述べられているが、中国にも日本の死生観、神社がどういうものを理解させる必要があるし、日本もA級戦犯合祀後に昭和天皇が参拝できなくなった事実は重く受け止めるべきだと思う。 著者のようなバランスがよい知日派がもっと増えると嬉しい。 読書時間:約1時間5分
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中国を中国人の観点から見ながら、冷静に且つ日本人に対して好意的な表現で綴っている。1年ぶりに実際に日本の書店に行ってみると中国本が溢れている。それだけ、関心があるのはわかるが、理解するということと知識として知っておくこととは全く違う 本書においても、同じではあるが、それを知...
中国を中国人の観点から見ながら、冷静に且つ日本人に対して好意的な表現で綴っている。1年ぶりに実際に日本の書店に行ってみると中国本が溢れている。それだけ、関心があるのはわかるが、理解するということと知識として知っておくこととは全く違う 本書においても、同じではあるが、それを知っていて敢えて書いているのがわかる本だ。 南京事件などの国家間で認識が違う部分や、日本特有の?あいまいな部分、中国人が持つ統一的な愛国心。感情的な部分を、敢えて書く。「忘れすぎの日本人と、忘れなさすぎの中国」話し始めれば、1冊では終わらない政治や教育を含めた問題だけど、それは置いといて、そういう感覚があるのだと。 実際に中国人とか日本人とか、一緒に働いていると民族は違うけど仲間としては関係ない。テレビで中国の発展している姿に恐怖感を持ってみている人達にも、その感覚を是非味わってほしい。いろんな機会で、絡んでほしい。文化レベルもちう国同士のボーダレス化は簡単ではないけど、努力すればわかりあえる。
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