商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2009/01/29 |
JAN | 9784488467050 |
- 書籍
- 文庫
忘れな草
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忘れな草
¥814
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商品レビュー
3.6
18件のお客様レビュー
さすが!
雪の断章から続く物語。 2人の少女のうちの1人が起こした行動で今後が変わっていく。 切なくて悲しくて、しかし気持ちわからないでもないな…
鹿内美保
【縁起の綱渡りが人生よ―】 『雪の断章』につづく〈孤児シリーズ〉第二作. 今作では,2人の孤児と一人の「王子」の恋と策略,嫉妬と友情が描かれる. 今作でも,その流麗たる文章は健在.心象描写,自然描写,触れれば解けてしまう雪のように繊細で,魅せる文体は,誰にも真似できない.全編,ま...
【縁起の綱渡りが人生よ―】 『雪の断章』につづく〈孤児シリーズ〉第二作. 今作では,2人の孤児と一人の「王子」の恋と策略,嫉妬と友情が描かれる. 今作でも,その流麗たる文章は健在.心象描写,自然描写,触れれば解けてしまう雪のように繊細で,魅せる文体は,誰にも真似できない.全編,まるで詩のような儚さがある. 僕も騙された. 葵・楊子のベターハーフの関係性に気づけなかった. 苛烈でし烈で猛烈なお互いの反発も,いまではもう少し見ていたい. そして,二人を見ながらもちらつく飛鳥. 第三作,『花嫁人形』も近いうちに読みたい.
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雪の断章がよかったのでこちらも読んでみたけれど、なんだか主人公の葵の独白やもう一人の女の子とのやりとりがどうにもなじめず、まさおさんもいまいち人物像がよくわからなかった。企業の抗争に巻き込まれているはずなのに、話はずっとお屋敷のなかで過去と現在をめぐって展開されるという、不思議な...
雪の断章がよかったのでこちらも読んでみたけれど、なんだか主人公の葵の独白やもう一人の女の子とのやりとりがどうにもなじめず、まさおさんもいまいち人物像がよくわからなかった。企業の抗争に巻き込まれているはずなのに、話はずっとお屋敷のなかで過去と現在をめぐって展開されるという、不思議な物語。 ただこの人の独特な文体には引き込まれ、葵の恋をわずらっている描写は切に響いた。愚かだけれどそれが人間。
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