商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本経済新聞出版社 |
発売年月日 | 2009/01/22 |
JAN | 9784532314170 |
- 書籍
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ソニーは甦るか
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ソニーは甦るか
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商品レビュー
3.1
9件のお客様レビュー
タイトルの通り、難しい話題である。本書の発刊されたのが2009年であり、5年の月日が経っている。 本書の時点でも、事業の見通しがうまくできておらず「どうなるんだ、ソニー!?」という内容であった。月日が経ち、現状もソニーが厳しい状況であるのは変わりはない。 おそらく、本書で記した課...
タイトルの通り、難しい話題である。本書の発刊されたのが2009年であり、5年の月日が経っている。 本書の時点でも、事業の見通しがうまくできておらず「どうなるんだ、ソニー!?」という内容であった。月日が経ち、現状もソニーが厳しい状況であるのは変わりはない。 おそらく、本書で記した課題が今も引きづらているのではないかと思われる。本書では出井氏、中鉢氏、ハワード・ストリンガー氏の社長時代を色濃く載せているが、ソニーの多角化している事業がうまく活かしきれていないという点はいまも変わらないだろう。 まだまだタイトルの内容が今のソニーへのメッセージでもあるような皮肉さを感じてしまう。
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ソニーは3つの問題点を含んでいると私は考えている。 1.戦略のない技術革新 2.マネジメントの欠落 3.ソニーらしい事業展開の失敗 1については「未来を描き切れていない」ことと「夢を上手く提示できていない」ことが原因ではないだろうか。 ロードマップを思い浮かべ、こ...
ソニーは3つの問題点を含んでいると私は考えている。 1.戦略のない技術革新 2.マネジメントの欠落 3.ソニーらしい事業展開の失敗 1については「未来を描き切れていない」ことと「夢を上手く提示できていない」ことが原因ではないだろうか。 ロードマップを思い浮かべ、この製品が普及した後は次のこんな製品を売り始め、それらを合わせた環境にまた違う製品を売れば一連のビジネスができるはずだと私は考えている。 それができずして、有機ELのような新たな技術を生み出しても、それはイノベーションには成り得ない。 さらに市場を意識しているだけで、徹底的に把握し切れていないために、市場のスピードに合わせた開発もできていないし、顧客の要望に合った製品を提供できていない気がする。 (とは言っても、消費者を振り回すような技術をしっかりと提供することは忘れてはいけない) 2に関して。ソニーには優秀な工学屋が集まるイメージはあるが、文系の優秀な人材はそろっているのだろうか。とても疑問に感じる。 事業体制(水平分業or垂直開発)を考える必要もあるし、いつ・どこで・誰に対して・何を売るべきか、それをいくつ売って・いくら設けるのか、そういったことも疎かになっているような気もする。 グローバルビジネスを意識しつつ、市場を展開していく必要があるのではないだろうか。 それには、短期的な視点ではなく、長期的かつ広い視野で考える必要がある。 3については、ソニーのイメージとはという質問について、ある程度一致した答えが得ることができないのが問題だと思う。 ソニーが盛んな頃は、ソニー=ウォークマン というイメージがあった。しかし、現在はない。 そう考えれば、何か得意製品に力を注いで、グッとソニーのイメージを広げる必要もあるのではないだろうか。 そうすることで、ソニーの市場が定着して戦略も生まれてくる気がする。 本書を読んで、日本の電子分野が今後どうなるかということについて深く考えることができたので有用であった。 この本から感じた点を箇条書きで示す。 ・独自の規格は排除すべきではないか?(消費者視点、Win-Win思考) ・市場に合ったものを作れ!(安さ重視?機能重視?) ・改善ではいけない。真のイノベーションを生み出せ。 ・どこの国へ行っても活躍できる人材になる必要がある気がした。 ・バーチャルリアリティーの分野も面白い気がする。 ・マスメディアを積極的に活用して夢を語る。 ・コンテンツがないとハードは売れない。 ・部品を売るだけの国にしてはいけない。 ・時代を先取りして金を取ってくる意欲が必要。 ・人の役に立つということは、人に認められるということと同じなのでは? ・トップは現場との対話を重視しないと駄目だ! ・将来性が高いと感じる分野を見つければ、思い切って舵を切ることって大切。 ・面白くなかったらソニーじゃない。 ・限られた条件で、いかに開発するかという姿勢。 ・会社という土壌を生かして、自分の目標とする夢・分野のビジネス化を実現するというような、大きな・国、世界規模の夢を持ち、実現させようとする野心を持った人材になろう!
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逗子図書館で読む。多分、無理でしょう。何の根拠もありません。ただし、この本を読む限り、それを感じる人はいないでしょう。PS3は失敗でした。ゲーム機ではありません。では、何なのか。明確に定義できないのです。それでは売れるはずありません。それは、この本にも言えます。さおれだけです。
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