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銀河鉄道の夜 新装版 宮沢賢治童話集3 講談社青い鳥文庫
748円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2009/01/17 |
JAN | 9784062850513 |
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銀河鉄道の夜 新装版
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商品レビュー
4.6
5件のお客様レビュー
銀河鉄道の夜、キラキラ輝く鉱物のような美しさの中に静かに心を揺さぶられる切なさがある。 何度読んでもじんわりと涙が滲む物語。 個人的には『水仙月の四日』も好き。雪国ならではの自然の厳しさが雪童子や狼などのキャラクターによって幻想的に彩られる。辺り一面真っ白な世界に彼等が飛び回る光...
銀河鉄道の夜、キラキラ輝く鉱物のような美しさの中に静かに心を揺さぶられる切なさがある。 何度読んでもじんわりと涙が滲む物語。 個人的には『水仙月の四日』も好き。雪国ならではの自然の厳しさが雪童子や狼などのキャラクターによって幻想的に彩られる。辺り一面真っ白な世界に彼等が飛び回る光景が目に浮かぶ。
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『詩・雨ニモマケズ』 デクノボーと呼ばれても、気取らず、人の幸いのためにできることをして、という宮沢賢治の精神を顕した代表的な詩。 「一日四合の玄米」ですからね、浮世離れした夢ではなくてすごく地面に密接した現実の力仕事をする人の感じもありますね。 『銀河鉄道の夜』 星祭りの夜...
『詩・雨ニモマケズ』 デクノボーと呼ばれても、気取らず、人の幸いのためにできることをして、という宮沢賢治の精神を顕した代表的な詩。 「一日四合の玄米」ですからね、浮世離れした夢ではなくてすごく地面に密接した現実の力仕事をする人の感じもありますね。 『銀河鉄道の夜』 星祭りの夜、ジョバンニは自分が銀河を走る列車に乗っていることに気が付きます。 そこには唯一自分をいじめない幼馴染のカムパネルラもいました。 寂しさと穏やかさに溢れたお話でした。 『オツベルと象』 オツベルときたらたいしたもんだ。大きな工場で百姓どもを使っていたが、遊びに来た気のいい象を騙して働かせて大儲け。 呑気な象もどんどん弱って「苦しいです、サンタマリア」とつぶやくことしかできなくなった。 それを知った仲間の象は怒った怒った、グララアガア、グララアガア、オツベルの工場目指して突進だ! 『雁の童子』 天から落とされた一族の子供、雁の童子を預かった須利耶さまと奥様は、童子を自分の子供として大切に育てました。 原罪?を浄化するため現世に降りた子供と育て親。悟ったような寂しさと、人間の優しさとを感じる。仏教説話のような一遍。 『なめとこ山のくま』 なめとこ山の熊狩の小十郎おじさんは、山のこと、熊のことならなんでも知っている。 山にいる小十郎おじさんは、狩る相手の熊とだって心が通じているようなもんだ。 でも小十郎おじさんは里に下りるとからきしだった。商人相手に買い叩かれ、それでも家族を養うためにヘコヘコしなきゃいけない。 ==狩人と獲物の通じ合う心。家族を養うという現実と、山での馴染んだ様子と、熊との不思議な交流と。お互いに恨みっこなしの関係が、自然に生きている人という感じだ。 『北守将軍と三人兄弟の医者』 北方将軍は30年の辺境での戦いを終えて凱旋することになった。 しかし30年の戦いにより、頭には兜がくっつき、体は馬にくっつき、顔には苔が生えていた。 これでは皇帝陛下に謁見できない。 北方将軍は、国の名医の三人兄弟、人間の名医の長男、馬や羊の名医の次男、植物の名医の三男のところを訪れた。 『水仙月の四日』 雪降る山で、雪婆んご(ゆきばんご)、雪狼(ゆきおいの)、雪童子(ゆきわらす)たちが雪を降らせます。でも人間の子供の泣き声が聞こえたので、助けてあげることだってするんです。 ==「ゆきおいの」って打ったら「雪狼」が自動変換された!! 人間では太刀打ちできない別の生き物たちの世界になっている雪山の様子が目に浮かびます。
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恥ずかしながら今まで宮沢賢治の作品は「詩・雨ニモマケズ」と「注文の多い料理店」くらいしか読んだことがなかったのですが、「活版印刷三日月堂」シリーズと他の最近読んだ作品にも宮沢賢治が出てきたので、読んでみようと思い図書館で借りました。 難しい。この本には7作品が収録されていて、そ...
恥ずかしながら今まで宮沢賢治の作品は「詩・雨ニモマケズ」と「注文の多い料理店」くらいしか読んだことがなかったのですが、「活版印刷三日月堂」シリーズと他の最近読んだ作品にも宮沢賢治が出てきたので、読んでみようと思い図書館で借りました。 難しい。この本には7作品が収録されていて、そのうちの3.5作を読んだのですが、特に銀河鉄道の夜が難しい。(銀河鉄道の夜を読むのが目的だったので、読んでいない作品もあるけれど読了ということにしました。) こういう作品が「すごい」と思えるような感性がある人はすごいなぁ。 よく分からない文章を読まなければいけないのが苦痛で、だから高校生の頃国語はが好きじゃなかったんだ、と思い出しました。 「読書をする子は◯◯がすごい」という本に、子供が本を読まなくなった、読んでいる本もアニメ化されるようなもので文学作品を読む子が減った、と書かれていて、モヤモヤした記憶があります。モヤモヤの原因は、本は読んだ方がいいと思っているけれど、自分も難しい文学作品は読んでこなかったから。そして、時代とともにエンターテイメントは変わっていくのは当然だよ、と擁護したい気持ちがあるから。 そんなことを考えながら苦労して読みました。今は、超有名な文学作品を読んだことがある、という事実に自己満足。
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