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王朝の恋の手紙たち 角川選書438
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川学芸出版/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2009/01/10 |
JAN | 9784047034389 |
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王朝の恋の手紙たち
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王朝の恋の手紙たち
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商品レビュー
3.7
4件のお客様レビュー
平安時代の手紙に関する話、手紙を運ぶ文使いや手紙を出すスピード、手紙の装飾などのエピソードが集められている。 当時の物理的な手紙のやりとりが、取り消せないという点や思ったよりもスピーディーにやりとりしていたというところが、現代のメールやラインやSNSのような感覚で、手紙でやきも...
平安時代の手紙に関する話、手紙を運ぶ文使いや手紙を出すスピード、手紙の装飾などのエピソードが集められている。 当時の物理的な手紙のやりとりが、取り消せないという点や思ったよりもスピーディーにやりとりしていたというところが、現代のメールやラインやSNSのような感覚で、手紙でやきもきさせられたり、行き違いからの誤解だったりと、手段は変わっても、変わらない部分や手紙一つで性格が表れていることを実感した。 和泉式部と帥宮の相手を想うが故のすれ違いにより、別れてしまいかねない局面から発展していったエピソードが、実話ではあるが、物語感があり、うまくいってほしいと思ってしまった。 当時の習わしや状況説明がわかりやすく、平安時代に詳しくなくても読み進められる。
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川村裕子さんの古典の本は読みやすいです。 恋の手紙を通して平安時代の恋愛事情が生き生きと浮かんできます。 今だとプライバシーの侵害になることも平気で行うので、出した文も読まれる危険性が常にあったらしい。 当時は複数の妻を娶る人が多かったから、別の妻からの手紙がうっかり目に触れるな...
川村裕子さんの古典の本は読みやすいです。 恋の手紙を通して平安時代の恋愛事情が生き生きと浮かんできます。 今だとプライバシーの侵害になることも平気で行うので、出した文も読まれる危険性が常にあったらしい。 当時は複数の妻を娶る人が多かったから、別の妻からの手紙がうっかり目に触れるなんて泥沼も。 文使いの存在がとても興味深かった。特に文使い的役割を果たした惟光の話は面白かった。よく惟光が光る君にどれほど貢献したかが語られるけれど、惟光がいかに重要な役割だったか、この本で実感した。 結婚制度や、複雑な人間関係、狭い貴族社会などがあって、平安時代の貴族たちは細やかな気遣いができること、機転がきくことを求めたのでしょう。
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[ 内容 ] 王朝に生きた人々は、私たちとは比べものにならないくらい多くの手紙を綴っていた。 紙や文字に細心の配慮をし、内容にふさわしい植物の枝に付けて文を送るような工夫も凝らす。 心待ちにしている返事がなかなか届かなければ不安にかられ、素早く返信をもらえば幸福感に包まれる。 一...
[ 内容 ] 王朝に生きた人々は、私たちとは比べものにならないくらい多くの手紙を綴っていた。 紙や文字に細心の配慮をし、内容にふさわしい植物の枝に付けて文を送るような工夫も凝らす。 心待ちにしている返事がなかなか届かなければ不安にかられ、素早く返信をもらえば幸福感に包まれる。 一方、途中で盗み読まれたり、間違った相手に届くといった危険も多く、それを防ぐ手立ても必要とされた。 王朝人にとっての手紙の意味を『蜻蛉日記』『源氏物語』など古典の名作から探る。 [ 目次 ] 第1章 王朝の危険な手紙たち 第2章 手紙を運ぶ人たち 第3章 王朝手紙の作法入門 第4章 手紙の作成機器 第5章 王朝の恋文技術 第6章 王朝の遠距離手紙 第7章 手紙の華麗な装飾 第8章 手紙の時間と命 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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