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黒の様式 新潮文庫
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黒の様式 新潮文庫

松本清張(著者)

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黒の様式 新潮文庫

737

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2008/12/22
JAN 9784101109275

黒の様式

¥737

商品レビュー

3.8

8件のお客様レビュー

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2024/09/29
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※このレビューにはネタバレを含みます

三作ともおもしろかった。 松本清張は本当に何を読んでもおもしろい。 一作目の『歯止め』はなんとも言えないというか、まぁ気持ち悪い。 この作品では養母と息子だけど、血の繋がった母子でもなくはないんだろうなと思ってしまう。 ごくごく普通の人って感じている人でも、息子に関しては「…え!?」とドン引いてしまうような考え方の人いるもんね。 傍から見てると、愛というより暴走だよね。 三作目の『微笑の儀式』は「仏像かぁ…」と読み始めたけど、いつの間に夢中になって読んでいた。 ちょっと気になったんだけど、石膏でデスマスクをとって解剖の時に気付かれたりしないものなの? いくら丁寧に拭き取ってもバレそうな気がするけどな。

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2023/10/17

結婚して2年足らずで自殺した美しい姉。死んだ姉の妹が、自分の息子の思春期による変化を見て、姉の死の真相に辿り着く「歯止め」。 20年前に母親を養父に殺されたと印刷したチラシがばら撒かれる。町は騒動となり、養父の家の中に母親が埋められているのではとなり、床下が掘り返される.その結果...

結婚して2年足らずで自殺した美しい姉。死んだ姉の妹が、自分の息子の思春期による変化を見て、姉の死の真相に辿り着く「歯止め」。 20年前に母親を養父に殺されたと印刷したチラシがばら撒かれる。町は騒動となり、養父の家の中に母親が埋められているのではとなり、床下が掘り返される.その結果は、真相は、何か。この本で1番面白かったのが「犯罪広告」。 仏像の笑いを浮かべた若い女の死体と彫刻作品から、変死事件の謎が徐々に明るみになる「微笑みの儀式」。 3作ともしっかり読ませてくれます。 松本清張はすごいと改めて思った。 2023年10月17日読了。

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2023/08/04

松本清張文学忌 1909.12.21〜1992.8.4 清張忌 若い頃、よく読んだ松本清張。どれを再読しても良いけれど、残してある文庫の紹介文を読んでいたら、この中編集が連作推理小説集とあり、全く覚えてないのでこちらを読みました。 が、しかーし、連作ではありませんでした。共通事...

松本清張文学忌 1909.12.21〜1992.8.4 清張忌 若い頃、よく読んだ松本清張。どれを再読しても良いけれど、残してある文庫の紹介文を読んでいたら、この中編集が連作推理小説集とあり、全く覚えてないのでこちらを読みました。 が、しかーし、連作ではありませんでした。共通事項は、死者が出るところしかないです。 (ちなみに昭和の文庫本) そして、新装版の紹介を確認したら、傑作中編小説に変わっていた。やれやれ。 「歯止」 能楽堂の場面から始まり、演目は「班女」 結構後、二年で自殺した姉。死因は薬物接種。遺書はなし。その妹も現在高校生の息子の非行と犯行に苦しんでいる。偶然、息子の奇行を母親が治めている家庭の存在を知り、そこから、自分達の将来そして姉の自殺の理由に思い当たる。 「犯罪広告」 警察が動いてくれない犯罪を立証するため、広告を作り投函を続ける男。遂に、地域を動かして現場確認ができることになる。真実に近づきすぎた悲しい男。 「微笑の儀式」 古拙の微笑 飛鳥仏の様な口角を僅かにあげた微笑み その微笑みを持つ彫刻の精密な出来栄えに疑念を持つ そしてその彫刻によく似た死者との関係を探す

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