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世界経済危機 日本の罪と罰
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世界経済危機 日本の罪と罰

野口悠紀雄【著】

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世界経済危機 日本の罪と罰

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ダイヤモンド社
発売年月日 2008/12/13
JAN 9784478007938

世界経済危機 日本の罪と罰

¥1,650

商品レビュー

3.6

13件のお客様レビュー

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2013/05/19

たぶん会社でもらってきた本。2008年当時の経済情勢についての解説だが、いま読んでも参考になる。この分野は弱いので、一部は飛ばし読みしてしまったが。折に触れてこういう本を読んでおかないと、すぐついていけなくなりそう。

Posted by ブクログ

2012/09/12

世界経済危機という大げさなタイトルだと思っていましたが、この本を読み進めていくうちに、内容を端的に表現されているなと思うようになりました。昨年(2008年)の夏ごろまでは国内海外ともに経済はとても好調だったように思います、ところが、秋以降の展開はいまだに何が起きたのかがわかりませ...

世界経済危機という大げさなタイトルだと思っていましたが、この本を読み進めていくうちに、内容を端的に表現されているなと思うようになりました。昨年(2008年)の夏ごろまでは国内海外ともに経済はとても好調だったように思います、ところが、秋以降の展開はいまだに何が起きたのかがわかりません。 そのために、それらを解説した本を読んでいるのですが、その原因は漠然としています。日本の強みである製造業ばかりに頼っていてはいけない、社会構造を変える必要がある(アメリカ型になるのが良いのか?)という論調の野口氏の意見も今後の日本にとっては重要なのでしょうか。 彼がどれほど日本の製造業の現場を見ているのかが疑問に残るところです。特に、金の価値を基準とすれば、原油・商品の価格があまり変化しなかった(p165)、というのは新たな認識でした。 以下は気になったポイントです。 ・日本もバブルが発生していた、わかりにくいかたちで生じたためにバブルであったこと自体が意識されていない、それは異常な円安である(p15) ・トヨタの場合、1円の円高ドル安は、約400億円の減少、1円の円高ユーロ安は、60億円の営業利益の減収要因となる(p21) ・日本の輸出増は、日本の輸出産業の真の競争力増強によって実現したものではなく、輸出量の拡大と円安によって、日本の輸出産業の価格競争力が実力以上に高まったことによる(p29) ・日本は6850億円の住専処理のときには大騒ぎしたが、10兆円の公的資金の銀行への投入は問題視されなかった、それ以外にも銀行の不良債権処理償却を法人税上損金とみなす処理により、国民は更に39兆円負担している(p45) ・経済学者は、住宅価格の上昇率は賃貸料の上昇率をはるかに上回っているので、バブルと言った(p52) ・アメリカの投資銀行はなくなり、証券業務と商業銀行業務の分離を基本原則としているアメリカの方針は、歴史的な転換となった(p68) ・サブプライム問題は、本来であれば、ファイナンス理論や金融工学を利用して投資対象のプライシングを行うべきであったのに、それをしなかったことにある(p78) ・アメリカが赤字(経常収支)を切り抜けられるのは、アメリカへの資本流入があるから(p91) ・ガソリンに対する税負担率は、日本は44.6%、ヨーロッパは60%に対して、アメリカは12.7%と低い(p96) ・サブプライム問題はいずれ落ち着くだろうが、過剰な住宅を支える税制は、変わっていない(p99) ・アメリカに資金を提供し、そして円安を維持することによってしか、日本の企業は生きられない、この構造は変える必要がある(p105) ・日本の対米投資(682億ドル)、アメリカの対日投資(マイナス485億ドル=引上げ)で、合計1167億ドルが、対日経常収支赤字(1102億ドル)と対応している、日本は経常収支(貿易収支)で、対米黒字を実現して、それを資本取引を通じてアメリカに還流させている(P126) ・円高は、円キャリー取引の巻き戻しであり、外国への投資に向かっていた資金が戻ってきたため(P145) ・1トロイオンスの金価格と、1バレルの原油価格は、10対1の関係がある、金の価値を基準とすれば、原油・農産物も、価格が上昇したわけではない(P165) ・食料自給率はカロリーベースで考えると、野菜・果実は同じ重量でもカロリーが低いことから、価値に比べて低い評価した与えられない、生産額ベースの自給率は70%、鶏卵は生産額ベースでは96%だが、餌(とうもろこし)の自給率が9.7%なので、カロリーベースでは自給率が9%となる(P172) ・食糧問題とは、食料が不足して食料が手に入らなくなることではなく、高くなった食料を買うことができるか、という問題である(P183) ・2008年7月において、東京都内のビックマックは280円、ニューヨークのマンハッタンでは、3,4ドル、これから為替レートを求めると1ドル=82円である(P200)

Posted by ブクログ

2011/11/03

リーマンショックが起こった構造、そして日本の構造的な問題。ミクロではなくてマクロ的な視点でリーマンショックを考える必要がある。4年がたち今ヨーロッパ発の経済危機が起きようとしている。歴史は繰り返すというけれど、同じような大きな経済危機が起きたとき、私たちはうまく立ち回れるだろうか...

リーマンショックが起こった構造、そして日本の構造的な問題。ミクロではなくてマクロ的な視点でリーマンショックを考える必要がある。4年がたち今ヨーロッパ発の経済危機が起きようとしている。歴史は繰り返すというけれど、同じような大きな経済危機が起きたとき、私たちはうまく立ち回れるだろうか?、今、試されようとしている。

Posted by ブクログ

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