家族の言い訳 双葉文庫

森浩美【著】

• 販売会社／発売会社: 双葉社
• 発売年月日: 2008/12/14
• JAN: 9784575512465

商品レビュー

2025/01/17

王道でしんみり沁みる、家族についてのあれやこれの短編集。著者のお名前で、女性と勘違いしていたため、登場する女性たちの言動や行動に「ん？」と思うことがあったがあとがきで判明。
「ホタルの熱」
子どもと一緒に死のうとする親と、それを察する子ども。そこに差し伸べられる他人の手。母ではないから母の気持ちはきちんと理解出来ないが、子供側の気持ちはよく分かる。純度100%の愛情を持っているのは子供だけ。
「おかあちゃんの口紅」
これはもう…
おかあちゃんの心がそのままどストレートに刺さる。
この2つが心に残りました。

2024/12/29

すごくいい本。家族を大切にしようと思えます。特に心に残ったのは、かあちゃんの口紅、イブのクレヨンです。
かあちゃんの口紅は自分が何気なくした行動で誰かの人生が変わって、自分が支えられていたらいいなと思えました。イブのクレヨンは血のつかながっていない娘の接し方がまだあまり掴めていない父親を描いていてついつい応援したくなりました。
このお正月、家族と過ごしてみてはどうでしょう？

2024/12/03

2019/5/25読了　ビブリアから移行

人生の中で最も長く一緒にいるであろう家族と、ずっと同じ思いで暮らせるのは難しいことですが、一番大切なのも家族の繋がりであると、改めて感じました。

私の家族も色々なわだかまりがありますが、いついなくなってしまうかわからない家族を大切にしようと思った。
きっと両親も色々と悩むことがあると思うけど、今ここで生きていれるのも、両親のおかげだと思う。

そして、私はいつでも夫と子供を思いやれる妻になりたいと思いました。