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TAP 奇想コレクション
2,090円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2008/12/30 |
| JAN | 9784309622033 |
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TAP
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TAP
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商品レビュー
3.2
20件のお客様レビュー
短編集の感想は難しい。 通じる主題があるとすれば、「新たな試みが齎す副作用について評価する時、感情的になり過ぎても論理的になり過ぎても、不安を払拭する事は難しい」と言う話だった気がする。 技術の導入が使用者の価値観や行動様式を変える、使役していたつもりが操られると言う逆転現象に...
短編集の感想は難しい。 通じる主題があるとすれば、「新たな試みが齎す副作用について評価する時、感情的になり過ぎても論理的になり過ぎても、不安を払拭する事は難しい」と言う話だった気がする。 技術の導入が使用者の価値観や行動様式を変える、使役していたつもりが操られると言う逆転現象について考察を促す物語が印象的だった。科学の進歩による環境破壊とか、電脳化による自然言語の陳腐化とか。 『プルーストとイカ』で読んだソクラテスが文字に反対してた逸話を思い出した。詩は暗誦するべきで、文字として書き記す事で詩の本質は損なわれると言う議論。 表題作が『攻殻機動隊』の映画と同じ95年に書かれてるのが時代っぽい。「コンピュータとネットワークは人類の脳をどう変え得るのか?」が当時の関心事だったんだなとしみじみ思う。
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奇想コレクションということでSFからホラーテイストのものまで10編収めた短編集。テーマをくどいくらいに突き詰めており刺激を受ける作品が多く楽しめました。 『ユージーン』一番面白かった。高額宝くじ賞金の使い道を迷う夫婦に、遺伝子操作で完璧な赤ちゃんを作ることを勧める科学者。自然がよ...
奇想コレクションということでSFからホラーテイストのものまで10編収めた短編集。テーマをくどいくらいに突き詰めており刺激を受ける作品が多く楽しめました。 『ユージーン』一番面白かった。高額宝くじ賞金の使い道を迷う夫婦に、遺伝子操作で完璧な赤ちゃんを作ることを勧める科学者。自然がよいのか、完璧な赤ちゃんは何をもたらすかを真剣に悩む夫婦の選択。ラストの意外性と清々しさも好き。 『新・口笛テスト』CMで妙に耳に残りリピートされるような曲を突き詰めた結果起こる悲劇。SF要素と奇妙な物語っぽさが上手くまとまってた。 『銀炎』ウイルス感染経路を調べる中で見えてくるウイルス以外の恐怖。ストーリーの盛り上がりには欠けていて少しだれたのですが、メッセージ性が強くすごく興味深い内容。
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イーガンの日本オリジナル編集の短篇集。既刊5冊のうち、本書のみが河出書房新社の『奇想コレクション』より刊行。 SF関係の叢書は多くの版元から出ているが、やはりカラーがそれぞれ異なるようで、『奇想コレクション』刊行の本作も、上手い具合に『奇想』カラーになっていた。特にハヤカワ文庫の...
イーガンの日本オリジナル編集の短篇集。既刊5冊のうち、本書のみが河出書房新社の『奇想コレクション』より刊行。 SF関係の叢書は多くの版元から出ているが、やはりカラーがそれぞれ異なるようで、『奇想コレクション』刊行の本作も、上手い具合に『奇想』カラーになっていた。特にハヤカワ文庫の収録からは漏れていた、初期のホラー短篇が収録されていたのは嬉しかった。ホラーでありながらしっかりSFしているのが面白い。好きなのは『散骨』と『森の奥』。 逆にSFでは『視覚』『ユージーン』が好きだ。特に『視覚』は『幽体離脱』というホラーのモチーフをSF的に解釈しているところが面白い。 『要塞』と、表題作にもなっている『TAP』は、イーガンらしい短篇。何よりオチが『ああ、イーガンだなぁ』という皮肉なもので、読んでいてやっぱり笑ってしまった。
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