商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2008/11/25 |
JAN | 9784163276601 |
- 書籍
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泥ぞつもりて
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泥ぞつもりて
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商品レビュー
3.5
50件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
陽成帝の宣耀殿へ入内したものの、渡りがなく悶々とする紀君。陽成帝はマザコンならぬ乳母コンとな。母・高子も息子のソッチの面倒まで見るとはご苦労なのに、乳兄弟に走られた日には立場ないな。しかし忍んで来るのが業平の兄とは…恐れ入りました。 2作目「凍れる涙」は遡って清和帝の御世。麗景殿こと源喧子のワケありさが氷解。高子にも多美子にも絡む訳だわ。清和の望みは砕いておきつつ、基経との駆引きで見事に入内。天晴れ。 最後は「東風吹かば」道真が定省のアニいとなってます。益々奔放な喧子。寺の食堂で、坊主や基経と鰯を齧ってる。堀川殿に単身乗馬して来るのはさすがに現実感がなさ過ぎ。囲碁とかしてるし(笑) ときに基経と高子が見覚えある善祐って、結局何者だったの?源喧子は知ってたのか?意味深なのに回収されないし。あと何気に業平って、回想シーンにしか出て来なかったのね。 キャラ造形、特に関係性が個性的。 確執アリアリでぶつかりまくるが、結局は藤原北家の桎梏の内、好敵手の基経/高子兄妹。 BL臭が漂うせいで、何だか情けない定省/道真。 良房/基経父子の傀儡と見せて、実は意外に韜晦が得意な清和帝。 譲位後に人格形成されたと見える、大器晩成(⁈)の陽成院。 そしてほぼオリジナル、源喧子の姐御。対清和と対多美子は別人やろ。そして本性は基経/高子兄妹との絡み、と来たもんだ。
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泣いてしまいました。男も女も色々な思い、悩みがあって。本当の話ではないだろうし、実際、何を思っていたかなんて分からないけれど。でも、好きてもないのに入内したり、子供を産ませるためだけに通ったり・・・。平安時代は好きだけれど切ない。
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図書館 難しかった。メモをとりながら。登場人物がとにかく多い。 暄子がすごく好きになった。 口は悪いけど高子のことをなんだかんだで支えている。なんだか深い女の友情。 この時代に生まれなくて良かった…。 男に生まれても女に生まれても息がつまる。
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