商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2008/11/27 |
JAN | 9784163276007 |
- 書籍
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われに千里の思いあり(中)
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われに千里の思いあり(中)
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初めて読んだかもしれない!豊臣秀吉と共闘し支え続けた前田利家が作り上げた加賀百万石。加賀百万石といっても正確に言うとこの本の上巻の名脇役である2代目当主の前田利長の兄弟に分け与えた分割地を含んでのことである。 「われに千里の思いあり」 これは表現の仕方がわからない。負けの美学...
初めて読んだかもしれない!豊臣秀吉と共闘し支え続けた前田利家が作り上げた加賀百万石。加賀百万石といっても正確に言うとこの本の上巻の名脇役である2代目当主の前田利長の兄弟に分け与えた分割地を含んでのことである。 「われに千里の思いあり」 これは表現の仕方がわからない。負けの美学?守りの美学?それとも服従の美学?それとも生き方なのかもしれない… 加賀藩の前田一族が関ヶ原での動向が違ったものであれば、利家が存命ならと子供の頃に色々と考えたことがある。徳川の世が安泰したのは利家の死であり、前田家の服従が一番の要因だったのだと思う。 上巻が前田利常。中巻が前田光高。下巻が前田綱紀の前田家の3代~5代目の当主を描いた長編作です。存続という言葉が一番多く使われているような気がします。徳川の目を気にしながら生きていくのは戦いに明け暮れた時代よりも乱世であったのかもしれない…そんなふうに思ってしまう作品です。 話の中に探りの部分が多すぎて、いい本なのだが考えさせられるシーンが多すぎる。潰したい徳川に逃げ切ろうとする前田家…そんな構図がどんどん読んでいるうちに強くなってくる。せっかくのいい政策を起こし名君と謳われても探りのシーンが来るたびになんか…でも、知らないことがたくさん頭の中に入ったいい本だァ~
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