商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2008/11/01 |
JAN | 9784480425423 |
- コミック
- 筑摩書房
大場電気鍍金工業所/やもり
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大場電気鍍金工業所/やもり
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商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
ちくま文庫さんの【つげ義春コレクション 大場電気鍍金工業所/やもり(2008)】を読了。2022年”本”(漫画)146冊目。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
第2回 大場電気鍍金工業所/やもり(収録作はすべて自伝的。15歳から10年ほどの青春時代が題材。) (↓とはいえ以下4作は10から14歳くらいに見える少年期。) ・大場電気鍍金工業所 1973 二人で逃げたんだよ。二人で。だからお前はもう工場にこなくていいんだよ。 ・少年 1981 へっへへへ。三秒、四秒、五秒。八秒、九秒。 ・海へ 1987 横浜へ行き密航をしようと思った。 ・やもり 1986 母ちゃん。ホックのオバさんが、オレのこと欲しいんだってさ。 (↓以下6作は津部青年。駆け出し貸本漫画家。「別離」で実質的に絶筆。) ・下宿の頃 1973 俺は早いよははは、一分……ご……五分かなははは。 ・義男の青春 1974 アッそこが急所。 ・池袋百点会 1984 福ちゃん泣くな。 ・隣りの女 1984 私って行儀の悪い女ね。 ・別離 1987 一回きりならゆるせると思ったが四、五回ではもうダメだと思った。 (解題・高野慎三 解説・悲惨な町の安全運転 赤瀬川原平……悲惨な筋でも、悲惨さと関係なく路傍の花や虫を気持ちよく描く。)
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工場勤務の少年時代から漫画家に至る成年時代までの自伝風漫画短編集。 貧乏と性が根本にあるように感じられる。末尾にある「別離」に漂う絶望感・焦燥感は読むものを憂鬱にさせる傑作。
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