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好奇心の部屋デロール たくさんのふしぎ傑作集
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好奇心の部屋デロール たくさんのふしぎ傑作集

今森光彦【文・写真】

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好奇心の部屋デロール たくさんのふしぎ傑作集

1,430

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 福音館書店
発売年月日 2008/11/20
JAN 9784834023749

好奇心の部屋デロール

¥1,430

商品レビュー

4

9件のお客様レビュー

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2025/02/02

パリには「デロール」というお店があります。1831年創業。ショーウィンドウにはライオン、羊、ちょっとのぞくとビーバーや狐、ロバも並んでいます。まるで生きているように見えますが、じっとしている彼らはみんな剥製。このお店の商品です。この本は、パリでお客さんに世界への夢やおどろきを与え...

パリには「デロール」というお店があります。1831年創業。ショーウィンドウにはライオン、羊、ちょっとのぞくとビーバーや狐、ロバも並んでいます。まるで生きているように見えますが、じっとしている彼らはみんな剥製。このお店の商品です。この本は、パリでお客さんに世界への夢やおどろきを与える不思議なお店について、今森光彦さんの写真と文章で紹介したものです。 実は動物の剥製にはあまり良い印象を持っていませんでした。なんとなく、貴族が自分の力を誇示するために生き物を殺して飾るという固定観念(剥製造りをしてる人ごめんなさい)。いきものを美しいと感じるのはわかるけどわざわざ殺さなくても、図鑑とか見たらいいじゃん、と思ってました。そんな気持ちでこの本を見ていたら「はじめて見る貴重な動植物を長く保存できる剥製や標本は、のちのち時間をかけて種類を見わけたり、絵を描く見本として、なくてはならないものだったのです」という一文が。そうか、昔のヨーロッパの精密な絵が載っている図鑑。あれを作る時、役立っていたのか。 確かにデロールの剥製たちは、自然の中で見せる姿勢をとっていて、彼らのことをよく知っている人が、その動物のことを伝えようとしている感じがします。もともと理科実験の道具を扱っていたデロールは、時代的背景から剥製を扱うようになったそうで、博物館的な側面が強いように見えます。お客さんが質問をするとスタッフがその標本について教えてくれて、なんと標本に手で触れることもできるとか(ライオンにも触れちゃう!)。なんなら博物館よりもさらに世界中の自然の魅力や不思議と距離が近いかもしれません。 読み終わる頃には、剥製=貴族の館に掛かってる鹿の首という固定観念を捨てることができました。なお、デロールはこの本が作られた後に火災に遭い、貴重な剥製や標本の多くを失ってしまったそう。エルメスなどの支援を受けてお店は今もやっているとはいえ、創業以来のデロールの姿を知ることができる本でもあります。

Posted by ブクログ

2022/12/14

パリのショーウィンドにライオン!?そこは200年前からある「デロール」という名のお店。動物の剥製や昆虫標本、化石や鉱物などがたくさんある不思議な場所。博物館じゃなくてお店ってのがいい。身近にあってくれて子どもの好奇心や探究心をくすぐり満たす。近所にあったら子どもはみんな通うね。大...

パリのショーウィンドにライオン!?そこは200年前からある「デロール」という名のお店。動物の剥製や昆虫標本、化石や鉱物などがたくさんある不思議な場所。博物館じゃなくてお店ってのがいい。身近にあってくれて子どもの好奇心や探究心をくすぐり満たす。近所にあったら子どもはみんな通うね。大人もか。こんな場所がずっと続いて今もあるってのがいい。

Posted by ブクログ

2018/03/11

私が今一番行ってみたいお店。至るところに剥製がある夢のようなお店。パリのデロール。 今森光彦さんの写真で、このお店のワクワク感が眺めているだけで感じられる。いくら見ていても飽きない、大好きな本。

Posted by ブクログ

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