商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ポプラ社 |
発売年月日 | 2008/11/05 |
JAN | 9784591105405 |
- 書籍
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小鳥か私
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小鳥か私
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商品レビュー
3.5
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夕子の不幸な人生の記録。 淡々と支離滅裂。 卑怯であり、優しくもあり、恋もするし、絶望もする。 破綻しちゃってるいろんなことを隠さない その統一感のなさが、なんとも人間らしくて。 過去と和解しちゃうと生きづらくなる、それは、 過去の誰かを憎むことで平安を保っていた心が 支えを失...
夕子の不幸な人生の記録。 淡々と支離滅裂。 卑怯であり、優しくもあり、恋もするし、絶望もする。 破綻しちゃってるいろんなことを隠さない その統一感のなさが、なんとも人間らしくて。 過去と和解しちゃうと生きづらくなる、それは、 過去の誰かを憎むことで平安を保っていた心が 支えを失ってしまうから。
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主人公夕子が3歳の時、二人の弟を道連れにお母さんは自殺をしてしまいます。 ここから、夕子は「お母さんが自殺をした子」という肩書きに縛られていきます。やがて生活の荒れ始める父親と年老いた祖母の三人での生活となっていきますが、それは淡々とそしてリアルに綴られていきます。 激しい起伏の...
主人公夕子が3歳の時、二人の弟を道連れにお母さんは自殺をしてしまいます。 ここから、夕子は「お母さんが自殺をした子」という肩書きに縛られていきます。やがて生活の荒れ始める父親と年老いた祖母の三人での生活となっていきますが、それは淡々とそしてリアルに綴られていきます。 激しい起伏のある小説ではないだけに、成長していく夕子の人生が、ひしひしと静かに伝わってきます。すごく面白いと言うわけではないのですが、胸に残る一冊でした。
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