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いつかソウル・トレインに乗る日まで
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2008/11/11 |
JAN | 9784087712421 |
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いつかソウル・トレインに乗る日まで
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商品レビュー
4.5
6件のお客様レビュー
高橋源一郎は名前をよく見るので読んでみよう・・・と手に取った小説。過去の体験(安保闘争やそれに絡む様々な体験)に捉われながらも日々を過ごす主人公に訪れる転機。恋愛はかなり現実的でないように思え感情移入しにくかったのですが、文体は読みやすく楽しめました。登場人物が考えた物語(と書く...
高橋源一郎は名前をよく見るので読んでみよう・・・と手に取った小説。過去の体験(安保闘争やそれに絡む様々な体験)に捉われながらも日々を過ごす主人公に訪れる転機。恋愛はかなり現実的でないように思え感情移入しにくかったのですが、文体は読みやすく楽しめました。登場人物が考えた物語(と書くと1Q84のようですが、あくまで挿話)が幾つか登場し、それらも妙に印象深かったです。
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最初これは本当にタカハシさんの書いたものなのだろうか、との疑念が浮かぶ。"超純愛小説"ということなんですが、もちろん"恋愛小説"ではありません。 ということですが、「隣の房の男」に話す「宇宙の果て」の話のところくらいから何だか乗ってきま...
最初これは本当にタカハシさんの書いたものなのだろうか、との疑念が浮かぶ。"超純愛小説"ということなんですが、もちろん"恋愛小説"ではありません。 ということですが、「隣の房の男」に話す「宇宙の果て」の話のところくらいから何だか乗ってきました。 タカハシさんは、これまで色んなものをネタして色んな形でブンガクしてきました。それは明治の文豪たちだったり(『官能小説家』)、小林一茶だったり(『ゴーストバスターズ』)、宮澤賢治だったり(『ミヤザワケンジ・グレーテストヒッツ』)、アダルトビデオだったり(『あ・だ・る・と』)、漫画だったり(『ペンギン村に陽は落ちて』)、プロ野球だったり(『優雅で感傷的な日本野球』)だったり、した。ソウル・トレインは形として小説である「純愛小説」に仮託してタカハシさんの小説を書いたので、とても違和感があったのかもしれません。 忘れること、忘れてしまうこと、思い出しをすること、色んな風に時間が流れること、目的に辿り着くこと、終わること、名前を付けること、書くこと、これまでにモチーフにされてきたものがそう思うといくつも含まれているように感じます。 例えばこの本で触れられた名付けられることや工場で働くことについては、実質的な処女作の『さようなら、ギャングたち』の中ですでに書き込まれています。本当のところ、タカハシさんの意図など分かるものではないのだけれども、自分がそう感じたということが重要なのだと思い勝手に読み進みます。 --- "ソウル・トレイン"、読む前は、1970年代の有名なアメリカのブラックミュージックのTV番組のことか、ジョン・コルトレーンの名作か、と思ったら全然違ってました。韓国のソウルのことなんですが、なぜこのタイトル?うーん。 --- 何だか勝手に考えさせる小説です。タカハシさんは、いつもそうなのですが。タカハシさんが書いた小説でなければ、何も考えない内容なんでしょうけれども。 最後に気になるのは巻末の「参考にしたもの」です。今までこんなものが載っていたことはなかったはず。何か特別な意味があるのか。気になる...
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日本語!て感じのきっちりした文章による会話文多し! なんだか好きです、この雰囲気。 はじめの方はつらーっといつも通り読んでいったけど、 途中から読んでいくのに拍車がかかって、マッハで読み終わりました。 最後まで読みきって・・・・あー!!!!!みたいな。好きです。
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