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ドゥイノの悲歌 岩波文庫
792円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2010/01/15 |
| JAN | 9784003243237 |
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ドゥイノの悲歌
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ドゥイノの悲歌
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商品レビュー
4.2
10件のお客様レビュー
**人間存在の苦悩と美しさ、そして有限性の中に希望を見出す詩的試み。** [読後の印象] とまれかくまれ、リルケの詩は甘美な旋律が美しい。 その芸術性と叙情性は、おそらくあの大彫刻家オーギュスト・ロダンやフランスを代表する詩人ポール・ヴァレリーとの親交とともに深まっていった...
**人間存在の苦悩と美しさ、そして有限性の中に希望を見出す詩的試み。** [読後の印象] とまれかくまれ、リルケの詩は甘美な旋律が美しい。 その芸術性と叙情性は、おそらくあの大彫刻家オーギュスト・ロダンやフランスを代表する詩人ポール・ヴァレリーとの親交とともに深まっていった。 晩年の代表作「デュイノの悲歌」は20世紀文学の頂点に位置する詩集であり、その文体と思想は、読む者をして存在そのものの崇高さと虚無の間に揺れ動かせる。 リルケはこの作品を通じて、人間の有限性と超越への渇望を描き出し、その詩的構築は、まさに神殿のような均衡と気高さを湛えている。 『デュイノの悲歌』の中核には美が苦悩を内包し、苦悩が美に昇華されるという逆説が横たわる。 第一の悲歌において描かれる天使は、その姿に絶対的な美を宿しつつも、人間には耐え難い畏怖をもたらす存在である。 それはリルケ自身が言及する「われらを破壊する美」であり、この天使の前に立つ人間は自らの不完全さを痛感し、なおそれを越えんとする意志を示す。 天使の不可視の羽ばたきは詩の中で読者の心に影を落とし、同時に光をもたらすのだ。 リルケにとって死は単なる終焉ではない。 それはむしろ**生命の輝きを際立たせる反照鏡であり、人生のすべてを意味付ける鍵**である。 第十の悲歌では、死が全存在を包み込む不可避のものとして語られつつも、それとともに生きることでのみ、人間は永遠へと接近し得ると述べられる。 **この洞察は、ハイデガーの存在論やニーチェの永劫回帰の思想と響き合い、詩的哲学としての深みをさらに加える。** リルケの言葉は単なる詩句を超えた旋律を持つ。 そのリズムは、孤高の作曲家が奏でる交響楽のように読者を未知の領域へと誘う。 第九の悲歌における鳥のイメージは、世界の儚さを象徴しつつも、永遠へと羽ばたこうとする生命の力強さをも表現する。 この詩の言葉は読者の目を覚まし、感覚を刺し貫く。 リルケは、孤独を人生の試金石と見なす。 **孤独を恐れるのではなく、それを受け入れ、さらにはその中に自身を打ち立てるべきだと説く。** この思想は第二の悲歌や第四の悲歌において際立ち、孤独を通じて宇宙との共振を目指すリルケの信念を明らかにする。 そして人間を「歌う者」として描き、苦悩や絶望を詩や芸術の形に昇華する使命を与える。 その姿はまるで祭壇に立つ司祭のようである。 「ドュイノの悲歌」は、**人生の儚さとなおその中に輝きを見出そうとする意思の書で**ある。 リルケは、存在の苦しみを慈しむような眼差しで見つめ、その上で読者に問いかける。 答えを提示するのではなく、詩句の中に無限の思索の糸を織り込むことで、彼は一つの宇宙を築いた。 この詩集に触れることは、まさに**崇高なる祈りの時間に立ち会う**ことであり、それは**人間存在の孤高の冒険**である。 私たちの置かれた時代は、もちろんリルケの生きた時代とは大きく異なる。 しかしながら、世界の各地で戦闘が勃発し、無辜の人々が犠牲を強いられている今、再びこの詩集に注目する価値は高い。
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訳が美しく、註解も読解の大きな助けになる。純粋で悲痛な詩人の叫びが響く。時を飛び越して響く、生の叫び。
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言葉や表現がとっても美しくて、感動で何度も鳥肌が立った。特に天使に対する気持ちはすごく新しい描き方のようで皆が理解出来るタイプのものだと思う。 註釈はページをべしべしとめくるのが面倒であんまり読んでない。註釈の解釈が自分と合わず、くどい部分もある。 「言葉を使う」が詩人のことだと思うけど、それが人間の中では一番マシって言い方だったり、死は動物には見えていないとか、傲慢な人間は苦手。他の部分は動物を過大評価しているように見える。 6〜8辺りが好き。 一番絶賛されている?9は「大地よ」のあたりから、新興宗教の布教活動を遠目で見てる気分になった。それより前はリルケの生きててよかったって気持ち見てるようでとってもドキドキするし面白かった。 この詩はこの人の人生なんだと思う。恋人だとか色々。だからその辺もっと知ると面白いのかも。 何度も読まないと理解できない気がするので、またしばらく時間置いてから読む。
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