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情報処理心理学入門(Ⅱ) 注意と記憶
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | サイエンス社 |
発売年月日 | 1984/10/01 |
JAN | 9784781903774 |
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情報処理心理学入門(Ⅱ)
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リンゼイ,ノーマンの手になるもので,図書館の認知心理学の棚には必ず置かれている有名な本である.第2巻では,「注意と記憶」を扱っている. 7章 パターン認知と注意 感覚器官に到達した信号がどのように認知されるのかという問題について,パンディモニアムというシステムを用いて説明...
リンゼイ,ノーマンの手になるもので,図書館の認知心理学の棚には必ず置かれている有名な本である.第2巻では,「注意と記憶」を扱っている. 7章 パターン認知と注意 感覚器官に到達した信号がどのように認知されるのかという問題について,パンディモニアムというシステムを用いて説明がなされている.パターンを認知するプロセスにイメージ,特徴,認知,決定といったデーモンが関与していると仮定して,モデルの構築がなされている.各デーモンが分析結果を黒板に記述していくという説明はとてもわかりやすい. 8章 記憶システム 感覚情報貯蔵(SIS),短気記憶(STM),長期記憶(LTM)のシステムを検証した実験が紹介されている. 9章 記憶の運用 短期記憶の中の情報を長期記憶へ導くための方略,特に有効な記憶術についていくつか述べられている.さまざまな実験条件における系列位置曲線が示されているのがおもしろい. 10章 知識の表象 情報が人間の記憶のデータ構造の中でどのように表象化されているのかをネットワークに見立てて説明している.カナリアとペンギンでは,鳥であると判断するまでに要する時間がなぜ異なるのかという疑問に対する考察もある. 11章 記憶の神経学的基礎 大脳半球の機能分化に関する神経学的な見解が述べられている. 付録の「信号検出理論」についての説明は,身近な例(サイコロ,火災報知器)が用いられていてわかりやすいと思う.正規分布やフォールスアラームとは何かを学ぶことができる. 認知心理学の基礎的な知識を得るのにおすすめの1冊.
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