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ブラックマネー 「20兆円闇経済」が日本を蝕む
1,540円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2008/10/24 |
JAN | 9784104597048 |
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ブラックマネー
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ブラックマネー
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商品レビュー
2.5
5件のお客様レビュー
須田慎一郎氏の著書。 ライブドア事件の見れていなかった部分、テレビのニュースでは扱われない事柄などが描かれており、勉強になった。
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同じテーマを扱った『ヤクザマネー』のが生々しくて、おもしろかった。こちらの本は、たいした情報なくない?ってカンジがしたけど。
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関西の出身なので昔よく報道されていたように、暴力団といえば権力闘争でドンパチをするいうものだと思っていましたが、この本によれば暴力団対策法が実施されてから、暴力団も仕事の内容を変えたり、表向きは企業やコンサルタント会社を装っているようです。 GDPが500兆程度の日本において...
関西の出身なので昔よく報道されていたように、暴力団といえば権力闘争でドンパチをするいうものだと思っていましたが、この本によれば暴力団対策法が実施されてから、暴力団も仕事の内容を変えたり、表向きは企業やコンサルタント会社を装っているようです。 GDPが500兆程度の日本において税金を払わないブラックマネーが20兆円もの規模に達しているのは驚きです。この本ではブラックマネーが日本経済に入り込んでいる(蝕んでいる)状況が、実際の取材を通して得られた情報をもとに書かれています。 命がけの取材の内容を本に纏められた須田氏の労力に頭が下がる思いです。ブラックマネーが蔓延るということは、表向きのマネーが機能していないからなのでしょうか、それとも暴力団の勢力が大きくなっているからなのでしょうか。 余りにも景気が低迷して不幸になっていく人が増えてくると、かつて武士の位置づけが変わったようなことが起きるのでしょうか等、考えさせられました。 以下は気になったポイントです。 ・平成19年度版の警察白書によれば、日本国内の暴力団員数は約8.5万人、ピーク時の1963年(18万人)と比較すると半減したが勢力は衰えていない(p29) ・外国と比較すると、日本の暴力団の組織は異なっている、1)拠点が明確、2)誰がメンバーなのか明確、という点である(p31) ・暴力団本体による取締りが強化されたことで、フロント企業(暴力団の尖兵)からの売上(シノギ)がますます重要になっている(p35) ・小泉改革による市場原理主義により、暴力団の本能ともいえる「弱肉強食」という発想とマッチするようになり、フロント企業の表経済への進出が加速された(p39) ・バブル時代あたりから金を稼ぐヤクザが評価されるようになったその原因として、1)活動に莫大な資金が必要となる、2)いくつもの組織が集まってピラミッド状の階層構造がある(p42) ・欧米では非合法で得た財産は、全額没収されるというルールがあるので、マネーロンダリングが無くならない(p62) ・日本において地価高騰の演出をしたのは、REIT(不動産投資信託)、不動産ファンド、不動産の証券化、収益還元法(キャピタルゲインに代わる)、である(p79) ・現在のメガバンクはどこも複数の銀行が合併・統合を繰り返してきたので、支店間の連絡が薄い(p186) ・新銀行東京は発足してわずか3年で、融資先企業2345社が経営破たん、285億円の不良債権(12.7%)となり、乱脈経営が目立った(p194) ・最も詳しい信用情報は、全国信用情報センター連合会で入手可能だが、これは消費者金融や商工ローンが出資して作られた団体なので銀行は加入できない、通常の銀行は貸金業種の子会社を加入させて情報を活用できるが、新銀行東京はそれができなかった(p199) ・新興IT企業がM&Aで成功したのは、日本テレコムを買収したソフトバンクくらい(p227) ・新興IT企業が買収合併を行う際に「株式交換」が取られたが、タヌキが木の葉で作ったお札を本物のお札と交換するのと大差ない行為であった(p228)
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