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生命をつなぐ進化のふしぎ 生物人類学への招待 ちくま新書
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生命をつなぐ進化のふしぎ 生物人類学への招待 ちくま新書

内田亮子【著】

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生命をつなぐ進化のふしぎ 生物人類学への招待 ちくま新書

792

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2008/10/08
JAN 9784480064417

生命をつなぐ進化のふしぎ

¥792

商品レビュー

3.6

8件のお客様レビュー

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2024/02/29

生き物としての進化という観点から、人間とは何かを考えた本。2008年出版だからすでに最新とは言い難いが、当時の最先端の知見に基づいて書かれている。 なるほどと興味深く読んだが、読後に残ったのはトリヴィアルな知識だった。 たとえば、肥満先進国のアメリカからの研究報告で、「肥満は伝...

生き物としての進化という観点から、人間とは何かを考えた本。2008年出版だからすでに最新とは言い難いが、当時の最先端の知見に基づいて書かれている。 なるほどと興味深く読んだが、読後に残ったのはトリヴィアルな知識だった。 たとえば、肥満先進国のアメリカからの研究報告で、「肥満は伝染する」。1人の人が肥満になると、肥満になるリスクが配偶者・家族では40%、友人だと150%以上高くなる。個人の社会的基準がずれていき、太ってもかまわないと思うようになる、というのだ。家族より友人の方が影響を受けやすいというところが面白い。そして、基本自然に任せれば太るということが前提ということでもある。 それから、オス同士の喧嘩となると、人間以外の動物や魚でも、誰が見ているかによって行動が変わる。他のオスがそばにいる場合よりメスがいる場合の方が、オスはより激しく華麗に戦うのだという。ムベなるかな。

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2013/02/11

人類進化の問題は 新しいことがわかればわかるほど 混沌としてきている。 内田亮子は言う 『現在では、20種類近い人類と長期間にわたる複数種の共存の事実  そして 種同士の関係性は不明瞭、 という混沌としたものになっている・・・ 真実の解明から遠くなったように見える混沌を極めた ...

人類進化の問題は 新しいことがわかればわかるほど 混沌としてきている。 内田亮子は言う 『現在では、20種類近い人類と長期間にわたる複数種の共存の事実  そして 種同士の関係性は不明瞭、 という混沌としたものになっている・・・ 真実の解明から遠くなったように見える混沌を極めた 現在の人類進化の図はようやく人間が自分たちの歴史を 客観的に科学的に見始めた証拠でもある。』 この文章の表現力は 格調が高いですね。 多くの資料が集まることで、混沌化し  その中からルールをつかみ出す。 進化のメカニズムは 自然選択と遺伝的浮動によって成遂げられていく。

Posted by ブクログ

2013/02/05

さまざまな事例が紹介されており、ネタとしては面白かったのですが、いまいち説得力に欠ける印象です。紙面が限られているからしょうがないのかもしれませんが、説明不足な個所がすごく多く、読んでいてイライラしてしまいました。 ただ、参考文献が巻末にたくさん載っているので、これからこの分野の...

さまざまな事例が紹介されており、ネタとしては面白かったのですが、いまいち説得力に欠ける印象です。紙面が限られているからしょうがないのかもしれませんが、説明不足な個所がすごく多く、読んでいてイライラしてしまいました。 ただ、参考文献が巻末にたくさん載っているので、これからこの分野の専門家になろうと思っている人には、非常に参考になると思います。

Posted by ブクログ

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