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「朱子語類」抄 講談社学術文庫
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「朱子語類」抄 講談社学術文庫

三浦國雄【訳・注】

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「朱子語類」抄 講談社学術文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2008/10/11
JAN 9784061598959

「朱子語類」抄

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2019/11/30

中国の学問の伝統は体系化しないことにあったという。体系を自分自身で組み立てていくことこそが学問であり、それゆえ朱子は語録が作られることにさえ好意的ではなかった。それは自分がしてきたこと、つまり孔子やその他多くの先達の言葉や経典を仏教道教を換骨奪胎した理論で完全に読み替えるようなこ...

中国の学問の伝統は体系化しないことにあったという。体系を自分自身で組み立てていくことこそが学問であり、それゆえ朱子は語録が作られることにさえ好意的ではなかった。それは自分がしてきたこと、つまり孔子やその他多くの先達の言葉や経典を仏教道教を換骨奪胎した理論で完全に読み替えるようなこと、を許容することになるからだ。しかし、儒学とは元来なんでもありの学問であり、それが良いところでもあるのだから、なんだか自己矛盾に感じてしまうのである。素直に読めば朱子の言葉は全て支離滅裂で弟子の批判には激昂するし、説明を求められても正面からの説明はほとんどしないし、全く大した人物である。学問は実践が大事だと言いながら、その人生は実践とはかけ離れたところにいた(朱子に言わせれば読書が実践だということになるのだろうが、そんなことがまかり通れば孔子は卒倒してしまうだろう)というのがその最たるものである。こうした朱子の浅薄極まりない言行録と、この本を読んだだけではさっぱり理解できない朱子学の厚みのあまりの不一致が、西洋学に慣れ親しんだ我々にとっては不可解極まりないものがあるが、それこそ伝統的な中国学問なのだろうか。

Posted by ブクログ