商品レビュー
4.3
5件のお客様レビュー
詐欺師で人当たりのいいチチコフが、宿泊先のホテルを拠点に各地の地主を巡って「死んだ農奴」を譲ってもらう。その道中で様々な人種─酷く偽善的だったり、粗暴だったり、けちだったり─に出会う。 作者であるゴーゴリが想定していた三部作の一部目にして、ロシア帝国の悪の部分を知らしめるパート。...
詐欺師で人当たりのいいチチコフが、宿泊先のホテルを拠点に各地の地主を巡って「死んだ農奴」を譲ってもらう。その道中で様々な人種─酷く偽善的だったり、粗暴だったり、けちだったり─に出会う。 作者であるゴーゴリが想定していた三部作の一部目にして、ロシア帝国の悪の部分を知らしめるパート。事実、農奴が死んだことに対して何の憐れみの念ももたずに頭数の損失、ひいては無駄な税金を払わせるとして鬱陶しがる始末。 主題と関係ないところで言うと、チチコフが一日で食べ過ぎなところ。実際に地の文で「こういった連中の食い気と胃の腑には、作者も羨望を禁じえない。」と書かれている。 言い回しも古風なところがあって当時の時代感を感じつつ読むことが出来て面白かった まだまだ一章は続くようだが、第二部から(第二部までしかないらしいけど)は善の要素が混じってくるようなので、チチコフがどういった人間と出会うのか楽しみ
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死んだ農奴を譲って欲しいと地主周りをするチチコフ。一癖も二癖もある地主たと言葉巧みに丸め込もうとするチチコフのやりとりが面白い。食事のシーンの描写も詳しいがあまりうまそうじゃない
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- ネタバレ
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どこか滑稽な夢、だがそれはたやすく悪夢に傾きそうな気配を 漂わせている。 さまざまな俗物をめぐりあるく典型的な遍歴の物語は、 自ら販売していたはずの陥穽に 「笑ゥせぇるすまん」本人が落ちこんでしまったかのような 主人公自身の運命の変転によって終わりを告げる。 奇妙な花火のように次々と炸裂するイメージ、 それらすべてを「リアル」に感じさせてしまう作者の手腕は このようにしか称えられない――曰く、奇怪、と。
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