- 書籍
- 書籍
大暴落1929
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
大暴落1929
¥2,420
在庫あり
商品レビュー
4
42件のお客様レビュー
1929年にアメリカで起こった株価大暴落について時系列に淡々と記述している内容でした。しかし暴落直前からの静かな緊迫した雰囲気はその後の結果がわかっていても(わかっているからこそ)不気味に感じました。 また作者の折々に表現される人間の弱い有様や欲の深さについては100年近く前の...
1929年にアメリカで起こった株価大暴落について時系列に淡々と記述している内容でした。しかし暴落直前からの静かな緊迫した雰囲気はその後の結果がわかっていても(わかっているからこそ)不気味に感じました。 また作者の折々に表現される人間の弱い有様や欲の深さについては100年近く前のこととは思えず、今の時代にも頷いてしまう内容でした。経済活動は情報と己の欲との戦いである、と強く感じました。
Posted by
1929年の大暴落前後に何が起こったのかの記録。 投機では、楽観ムードのなかで株価が上がるが、信頼性を揺るがす出来事が起こると、伝染する不安のなかで皆が売り急ぐ。株価は一気に下がり、バブルは崩壊する。 「将来は予想可能だと思い上がった人ほど悲惨な末路をたどった」(301ページ...
1929年の大暴落前後に何が起こったのかの記録。 投機では、楽観ムードのなかで株価が上がるが、信頼性を揺るがす出来事が起こると、伝染する不安のなかで皆が売り急ぐ。株価は一気に下がり、バブルは崩壊する。 「将来は予想可能だと思い上がった人ほど悲惨な末路をたどった」(301ページ)という大暴落の教訓。タイミングをみて売り抜けて儲けるのは難しい。『バブルの物語』と同様の基調。
Posted by
1929年ニューヨーク市場の歴史的な大暴落とそれに続く十年間の不況を経て、ようやく経済状態が落ち着きを見せた 1955年に初版。その後、ITバブル前夜の 1997年に再版され、この日経BPクラシックスとしての邦訳はやはりリーマンショック直前の 2008年。コロナ禍とそれに伴う大規...
1929年ニューヨーク市場の歴史的な大暴落とそれに続く十年間の不況を経て、ようやく経済状態が落ち着きを見せた 1955年に初版。その後、ITバブル前夜の 1997年に再版され、この日経BPクラシックスとしての邦訳はやはりリーマンショック直前の 2008年。コロナ禍とそれに伴う大規模金融緩和の時代に、またこの本が多く読まれているのだという。 1980年代日本の熱狂的なバブル経済を見てきた世代として、今のこの状況をバブルと呼ぶには抵抗があるが、それでもリーマンショック以降の中央銀行による株価の下支えオペレーションがいつか限界を迎え、大恐慌時代が再来するという予言は多い。もっとも、この本から得られる教訓の一つは、学者にしろ政治家にしろ未来予測はアテにはならないということだが。
Posted by