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ホーキング宇宙の始まりと終わり 私たちの未来
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ホーキング宇宙の始まりと終わり 私たちの未来

スティーブン・W.ホーキング【著】, 向井国昭【監訳】, 倉田真木【訳】

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ホーキング宇宙の始まりと終わり 私たちの未来

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 青志社
発売年月日 2008/10/01
JAN 9784903853376

ホーキング宇宙の始まりと終わり

¥1,650

商品レビュー

3.2

5件のお客様レビュー

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2017/08/26
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※このレビューにはネタバレを含みます

エントロピー(物質の系の無秩序の度合い) 熱力学の第二法則では、孤立した系のエントロピーは時間とともに減少することはない。ただ、統計法則であって絶対法則ではないので、いつでも成り立つとは限らない。 エントロピーを減少させるには、エネルギーが必要。汚れた部屋を綺麗に掃除するときのように。 ブラックホールにエントロピーを持つ物質が落ちた場合、熱力学の第二法則を破綻させない一定割合で、粒子を放出する。 量子のゆらぎ、粒子対と考えられるものが、エネルギー保存の法則によって、負のエネルギーがブラックホールに落ち、正のエネルギーが放射されると考えるのが、有名なホーキング放射。 もし宇宙飛行士がブラックホールに落ちたのなら、増えた質量に相当するエネルギーが、放射の形で宇宙に戻される。 宇宙の始まりについては、ホットビッグバンモデルは特異点の無限大な密度から始まったとされるが、ここではあらゆる物理法則が破綻してしまう。また、時空にビッグバンにおける始まりという境界が存在することになる。宇宙の始まりを説明するには、時間の始まりも説明できる理論が必要で、量子重力効果が重要と言える。 量子理論では、特異点は存在しなくてもいい、つまり、実時間ではなく、虚数時間を使って粒子の経路に波を加える。虚数時間を使うと、時間と空間の区別が消える。時間座標が虚数をとる事象内の時空はユークリッド時空と呼ばれ、時間の方向と空間の方向に違いはない。ユークリッド時空はわたしたちが現実と考えるものが、想像上でしかない可能性も示す。重力量子理論では時間と空間の方向が同じユークリッド時空を用いるため、時空が有限の大きさを持ちながら、境界や縁をつくる特異点を持たないことが可能! ひも理論は理解に至らず…。

Posted by ブクログ

2014/04/19

ある程度の知識がないとついていけないと思います。 これを読むと他の宇宙に関する本を読んでみたくなります。

Posted by ブクログ

2009/02/12

▼メモ ・ビックバン以前の時間はそもそも定義できない(54) ・宇宙が膨張しつつあるという発見は、20世紀最大の知的革命のひとつ(59) ・宇宙のエネルギーの総量はゼロ(133) ・虚数時間で時間と空間の区別がすっかり消えてしまう(139) ・熱力学の第二法則ー無秩序やエントリピ...

▼メモ ・ビックバン以前の時間はそもそも定義できない(54) ・宇宙が膨張しつつあるという発見は、20世紀最大の知的革命のひとつ(59) ・宇宙のエネルギーの総量はゼロ(133) ・虚数時間で時間と空間の区別がすっかり消えてしまう(139) ・熱力学の第二法則ー無秩序やエントリピーは必ず時間とともに増大する(149) ・アインシュタインは、静止宇宙モデルをつくろうとして導入した宇宙定数について、生涯最大の過ちだったと認めている(161) ・完全な統一理論を発見すればいずれ、ごく一部の科学者にだけではなく、だれにでも理解できる大原則になるはず(180) ▼読むきっかけ  たまに宇宙関係の本を読みたくなる ▼読んだ感想  ホーキングは虚数時間でビックバンの特異点を説明しようとする派であることは分かった

Posted by ブクログ

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