商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東洋経済新報社 |
発売年月日 | 2008/09/18 |
JAN | 9784492395004 |
- 書籍
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強い円は日本の国益
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強い円は日本の国益
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商品レビュー
3.6
13件のお客様レビュー
・売るシステムから買うシステムへのパラダイム・シフト 仮に新しいパラダイムが生まれるとして、製造業はどうしていったらよいのか、考える必要がある。 序章 どうして、今、円高政策なのか 第1章 21世紀の世界経済 第2章 1ドル360円から79円へ 第3章 日本の製造業の成熟 第...
・売るシステムから買うシステムへのパラダイム・シフト 仮に新しいパラダイムが生まれるとして、製造業はどうしていったらよいのか、考える必要がある。 序章 どうして、今、円高政策なのか 第1章 21世紀の世界経済 第2章 1ドル360円から79円へ 第3章 日本の製造業の成熟 第4章 ドルとユーロ――ドル安は続くのか 第5章 円安バブルの形成と崩壊 第6章 アジアの世紀は来るのか 第 7章 構造改革と円高政策
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ハイテク=コモディティ化、資源=稀少化 ∴円高を逆手にとって資源を確保せよ。理屈はそうだけど、資源ナショナリズムの風潮はどうなる?
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
円高こそ日本の国益と言い切る榊原英資3年前の著作。全く色褪せていない。 ・失われた十年としばしば言われるが、この十年は停滞していたどころか、寧ろ日本企業は戦略と構造を再編し、新しい制度を次々に確立した時代。分野を絞り込み事業を得意分野に集中する選択と集中。そして財務体質の改善により日本企業は劇的な変換を遂げた。但し成熟期に入った日本の製造業は、今再び世界の巨大な転換期の中でさらなる変貌を求められている。 ・製造業は中国、インドに追われる立場に変わっている。安価なものを大量に作るのではなくフランスのワイン、スイスの時計のように質の高さに特化し希少価値を高めるブランド商法が肝要。既にアメリカやヨーロッパは金融、法務、会計等に重点を移している。大きなパラダイムシフトが起こっている。売るシステムから買うシステムへの転換である。金融化は成熟経済にとって必然的な流れ。そろそろ金融立国を考えるべき。現実を見ても今や日本経済は成熟し製造業に代わってサービス産業が経済の最も大きなシェアーを占めるに至っている。 ・円高と言うが、ロンドンの地下鉄が初乗り4ポンド。日本円で800円。長期間にわたるゼロ金利政策、ドル買い為替介入により日本の為替レートは実質レートではかなりの円安となっている。 ・好不況はあくまでも四年ごとに繰り返す循環であり、デフレは構造である。双方に直接の関係はなく、景気を回復させればデフレから脱却できるといった考え方は構造と循環を混同した議論。・・・・ たくさんのことを学ばせてもらった。書きだしたらきりがない。
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