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燃ゆる頬・聖家族 新潮文庫
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燃ゆる頬・聖家族 新潮文庫

堀辰雄(著者)

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燃ゆる頬・聖家族 新潮文庫

342

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 1947/11/30
JAN 9784101004013

燃ゆる頬・聖家族

¥342

商品レビュー

3.3

6件のお客様レビュー

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2018/11/18

聖家族 最後の一文で唸ってしまった。良い。堀辰雄らしい一種の青臭さというかロマンチストっぽさはありつつも、自分の中にあった死の影を認めて生を肯定できるという逆説や、親への反発の先にある尊敬といった、一見真逆の心情が表裏一体で存在しているということが矛盾なく描かれてる。娘が最後に幼...

聖家族 最後の一文で唸ってしまった。良い。堀辰雄らしい一種の青臭さというかロマンチストっぽさはありつつも、自分の中にあった死の影を認めて生を肯定できるという逆説や、親への反発の先にある尊敬といった、一見真逆の心情が表裏一体で存在しているということが矛盾なく描かれてる。娘が最後に幼子の表情に似つつあった、とはそこで初めて生まれ直した、自分の生を生き始めた、ということか。

Posted by ブクログ

2014/11/26

少年期、青年期と成長過程の心情のうつらうつらが 魅力的な一冊 現代小説に慣れてる人にはあまりオススメ出来ないかな…?

Posted by ブクログ

2013/09/18

『燃ゆる頬』読了。誰もが一度は通る道ではないかもしれんが、思春期の疑似恋愛と言う曖昧模糊としたものがしたためてある。粗野な上級生と、虚弱で透き通った肌を持つ同級生に寄せる感情が具体的になんなのかも把握できない未熟さ。 現在の小説と大いに違う所は、状況説明に合理性を持たせず、書きた...

『燃ゆる頬』読了。誰もが一度は通る道ではないかもしれんが、思春期の疑似恋愛と言う曖昧模糊としたものがしたためてある。粗野な上級生と、虚弱で透き通った肌を持つ同級生に寄せる感情が具体的になんなのかも把握できない未熟さ。 現在の小説と大いに違う所は、状況説明に合理性を持たせず、書きたいと思う風景・情景のみが書かれてある(同級生と旅行する事になったいきさつや、行くことに対しての主人公の気持ちの昂りなどは割愛されている)。 後々気付きながらもそれに決着を着けず感傷で終わるのみで、現在の自分を生きている人の何と多いことよ…と思わずにいられない。「ちょっといじらせない?」って…なんで触りたいと思うのか、動機さえ自覚のないままそうしている、と言うのが正に思春期の疑似恋愛…性的な欲望を具体的に自覚してないままに萌えている、と言う…

Posted by ブクログ

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