小説 浅草案内 新潮文庫

半村良(著者)

• 販売会社／発売会社: 新潮社
• 発売年月日: 1991/03/25
• JAN: 9784101231037

商品レビュー

2010/05/28

　雨やどり系の人情物…

[文庫ＯＦＦ]

　雨やどり系の人情物、さらって読めて、酒が恋しくなった。

2012/01/14

浅草田原町の交差点にある銀行に、この小説のフレーズが書いてある。

「なんとかしないと生涯根なし草でおわってしまいそうだ。浅草よ、私をこのままつかまえておいておくれ。私はお前が好きなのだ」

このフレーズにふわっとしたら是非一読を。

2007/11/13

地元に関心があったので祖母の本棚にあったものを借りてみました。最近下町に暮らしていたので読んで考えさせられた一言を。
「でも浅草っこだってめいめい自分なりに生きている。俺が一年目に寂しくなったのは、それが分かってきたからなんだ。浅草に特別なところは何もなくて、自分も変われない。それが当たり前のことなんだが、思い入れが強すぎたから、ここも自分のいるべき場所じゃないような気がし始めたのさ。」