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水底の歌(上) 柿本人磨呂論 新潮文庫
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水底の歌(上) 柿本人磨呂論 新潮文庫

梅原猛(著者)

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水底の歌(上) 柿本人磨呂論 新潮文庫

990

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 1983/02/15
JAN 9784101244020

水底の歌(上)

¥990

商品レビュー

3.8

6件のお客様レビュー

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2023/07/28

長いし、難しい。でも古代の謎解きは読んでていて面白い。しかし本能寺の変の真相さえ分からないんだから、さらにその何百年も前の柿本人麿の事なんて文献や情報も少ないし良く分からないよな。今後決定的な証拠とか出てくるのも難しそうだし。そもそも平安時代の人たちですらよく分かっていなかったみ...

長いし、難しい。でも古代の謎解きは読んでていて面白い。しかし本能寺の変の真相さえ分からないんだから、さらにその何百年も前の柿本人麿の事なんて文献や情報も少ないし良く分からないよな。今後決定的な証拠とか出てくるのも難しそうだし。そもそも平安時代の人たちですらよく分かっていなかったみたいだし。まあ近代や現代の事でも真相は闇みたいな件は多いしな。前巻は徹底的に齋藤茂吉の人麿論が違う事を書いている。相当力が入って書いてあるように読めるから、批判された人には辛いかもしれないが、結構この世界もシビアだな。ただ謎解きの中で出てくる当時の背景など知らない事も多く学べて勉強になる。何が正しいかは検証出来ないけど。

Posted by ブクログ

2022/04/21

日本の学会や識者にあってほぼ常識となっている柿本人麿論、それは斎藤茂吉や遡って契沖そして賀茂真淵等によって形作られてきたものであるが、その柿本人麿理解を根底から転換させる大歴史書である。学問における日本古代への常識、その強い魔力に抗い鮮やかにかつ大胆に新説を生み出す思考のスケール...

日本の学会や識者にあってほぼ常識となっている柿本人麿論、それは斎藤茂吉や遡って契沖そして賀茂真淵等によって形作られてきたものであるが、その柿本人麿理解を根底から転換させる大歴史書である。学問における日本古代への常識、その強い魔力に抗い鮮やかにかつ大胆に新説を生み出す思考のスケールや深さが読む者を引き込み強烈な快感をもたらす。文献渉猟のボリュームや分析の緻密さも納得性を増し興味を倍化させる。 「真淵は古代社会における激烈な権力闘争とそれに対する古代貴族の用心深い態度とを、ほとんど理解していない。--- 万葉集にせよ、古今集にせよ、それぞれひそかな政治的配慮をその背景に持っている歌集である」も印象的なフレーズである。 「下」に続く

Posted by ブクログ

2019/04/16

久し振りの再読。万葉集の歌は並び含め、意図あるものとして全体をみていくことが大切で、より深い理解を得られるものと改めて実感。時を経てもやっぱり面白い。

Posted by ブクログ

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