商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2008/08/25 |
JAN | 9784152089489 |
- 書籍
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運命の日(上)
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運命の日(上)
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商品レビュー
3.7
9件のお客様レビュー
『運命の日』デニス・ルヘイン The Given Day by Dennis Lehane このミス3位、文春ミステリー5位 『運命の日』『夜に生きる』『過ぎ去りし世界』 コグリン・シリーズの1作目 ミステリー作家が書いた歴史小説って感じかな 1918~1919年のボスト...
『運命の日』デニス・ルヘイン The Given Day by Dennis Lehane このミス3位、文春ミステリー5位 『運命の日』『夜に生きる』『過ぎ去りし世界』 コグリン・シリーズの1作目 ミステリー作家が書いた歴史小説って感じかな 1918~1919年のボストン、ロシア革命の影響を受けて、アメリカ国内では社会主義者、共産主義者、アナーキストなどが盛んに活動し、組合活動が活発になる一方でテロも頻発、そして1919年に実際に起きたボストン市警のストライキ、そこから生じた市内の大暴動。 警察官ダニーと黒人の若者ルーサーを中心に 家族、友情、愛も描かれるが 当時のアメリカの歴史を学んだような 特に人種差別が書かれたところは胸に響いた。 しかしながら冗長 上下巻2段組で字が小さめで計670ページ 読み終わって、すごい小説を読んだと 思いたい感あるんだけど うーん、内容の割に長すぎた
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第一次世界大戦最終盤、禁酒法制定直前のアメリカを舞台に、激動する周囲や時代の流れに翻弄されながらも自分の生き方を貫こうとする人々の物語り。 骨太で、充実した読了感が味わえる。
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映画化されたミスティックリバー、シャッターアイランドなどの作者が、1919年、ボストン市警ストライキを扱うという社会派な一作。これもサム・ライミ監督で映画化してる?する?とのことなんですがもう出てるのかな。 とにかく長大、フォントも小さければ二段組だし上下巻だし。そして重く固く...
映画化されたミスティックリバー、シャッターアイランドなどの作者が、1919年、ボストン市警ストライキを扱うという社会派な一作。これもサム・ライミ監督で映画化してる?する?とのことなんですがもう出てるのかな。 とにかく長大、フォントも小さければ二段組だし上下巻だし。そして重く固く読むのは大変ですが、ぐいぐい引き込まれます。 共産主義大っ嫌いのあのアメリカで、こんなにも左寄りな言説が文化があり得るだろうか、くらいの印象は受けました。いや共産主義とは違う、ということを何度も繰り返し、それ自体を問うような作品でもあったように思います。知識不足ゆえ、どれほどフィクションなのか分かりませんでしたが、読了ほぼ同時にNYデモが発生し、実に考えさせられました。 あるいはもう、左右というのが現実に有効ではないというときがようやく来ているのかもしれません。人種差別も含め、人間の問題として、アメリカの歴史や文化を学び直しつつ、深く考えさせられる本でした。新しい社会を形成しようという動きは、あるいはこうして着火させられるのかもしれません。形を与えられるのかもしれません。 同じく、自分が失職したときでもありましたので、涙なくして読めない一作でもありました。ヒューマンドラマとして売り出す必要はそこまでないのではないか、とも感じましたが、やはり個人の物語として情動に訴えなければ受け入れられる幅が極端に狭まるというのは、アメリカでも同じなのでしょうか。映画も観てみたいです。
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