商品詳細
内容紹介 | 名家で起きた大量毒殺事件を、数十年を経て複数の人物の証言と回顧で追う。インタビュー形式で進められる回想録が続くのだが、関係者たちは果たして真実を語っているのか・・・?真相はどこにあるのか?人の記憶の曖昧さが、作品全体にミステリアスな空気感を漂わせている。第59回日本推理作家協会賞<長編/連作短編集部門>受賞作。 |
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販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2008/08/22 |
JAN | 9784043710027 |
- 書籍
- 文庫
ユージニア
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ユージニア
¥836
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商品レビュー
3.5
498件のお客様レビュー
文庫本
文庫本を最後まで読んで単行本で読みたかった!と思いました。他にも単行本の魅力を比較する話はよく目にしてきたのですが、これほど打ちのめされたのは初めてです。 内容は「理由」の似て非なる物語です。
ひろ
好き嫌いが分かれる作品。 自分はどちらかというと苦手。 結局、自分のような凡人には 元々精神的に不安定な人 生きることに困難を抱えた人 のことは文学の世界になると理解が難しい。 凡人が思いもよらない所で奇妙な感情を持たれたり、それに沿った行動を起こされたりしたらたまらんな...
好き嫌いが分かれる作品。 自分はどちらかというと苦手。 結局、自分のような凡人には 元々精神的に不安定な人 生きることに困難を抱えた人 のことは文学の世界になると理解が難しい。 凡人が思いもよらない所で奇妙な感情を持たれたり、それに沿った行動を起こされたりしたらたまらんな。 編集後記みたいな部分で触れていた、 90年代にめっちゃ話題になった 《ツイン・ピークス》もドラマも映画も観たけれど、あの独特な世界観を自分はあまり面白いと思わなかったし(ローラ・パーマーの死体は確かに美しいと思ったけれど。) この作品はミステリーというよりは、ダークファンタジーだと感じた自分はやっぱり現実的人間だということを再認識したな。
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終始薄ら寒い気配が感じられ、最後まで得体の知れない何かと対面させられているような感覚でした。 1つの事件を多数の視点で語られる形式で、同じ事象を見ていても観測者によって全然違う印象になるのが面白かったです。 最後もすっきり解決!のような結末ではないので、結末すら観測者たる読み手の...
終始薄ら寒い気配が感じられ、最後まで得体の知れない何かと対面させられているような感覚でした。 1つの事件を多数の視点で語られる形式で、同じ事象を見ていても観測者によって全然違う印象になるのが面白かったです。 最後もすっきり解決!のような結末ではないので、結末すら観測者たる読み手の視点に委ねられているようで、個人的には好きな作品です。
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