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ユージニア の商品レビュー

3.5

492件のお客様レビュー

  1. 5つ

    61

  2. 4つ

    154

  3. 3つ

    191

  4. 2つ

    42

  5. 1つ

    7

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文庫本

文庫本を最後まで読んで単行本で読みたかった!と思いました。他にも単行本の魅力を比較する話はよく目にしてきたのですが、これほど打ちのめされたのは初めてです。 内容は「理由」の似て非なる物語です。

ひろ

2024/09/11

2024.09.11 読了 不思議なつかみどころのない 真っ暗で純粋な世界。 真っ白で明るい一方で、闇のような影がつきまとう。 そんな感じ。

Posted byブクログ

2024/09/06

私の読解力、想像力がないのか?が多いと感じました。 話し手が誰かわからないことが多かったし... 世界観は大好きでした。 スローペースで感覚を研ぎ澄まされるような感じがしました。

Posted byブクログ

2024/08/29

伏線が回収されずにモヤモヤが残る。 Q&A(同著)に似た構成。 初めて何の事件について話しているのか分からないので読み手側が何も理解できないままに話が進んでいく。 なんとなく過去の事件について理解出来たと思っても登場人物が多く、複雑で分かりにくかった。

Posted byブクログ

2024/07/23

普段は何か読む時にあまり作中の季節なんかを気にする事はないんですけど、このユージニアは冬頃に少し読んでみて「あっこれは夏がいいな、梅雨の終り頃から真夏の間に読みたい作品だな」と思って時期が来るまで少し寝かせておいた作品。 やっと読み始め、無事に読み終わることが出来ました。 た...

普段は何か読む時にあまり作中の季節なんかを気にする事はないんですけど、このユージニアは冬頃に少し読んでみて「あっこれは夏がいいな、梅雨の終り頃から真夏の間に読みたい作品だな」と思って時期が来るまで少し寝かせておいた作品。 やっと読み始め、無事に読み終わることが出来ました。 ただこの話、物語として説明するのがかなり難しい部類に入る小説だと思う……いや、小説と表現するのも正しいのか?っていうのが自分の中にあります。 いや勿論小説なんです、小説なんだけど話の構造が独特だし、色んなところにパズルのピースみたいにヒントみたいなのが散りばめられていて「これが大事なやつか!」と思って掴んだらやっぱり何かうまくはまらない、みたいな。 過去にあった悲惨極まりない事件を核として、そこに纏わる人達の取材形式の語りを繋げていく。果たしてあの事件の「本当の」犯人は誰だったのか?という話であるのは間違いないんだけど……何だろう、証言が増えれば増えるほど霧が濃くなる感じというか、益々謎が深まるというか。 何が真実で何が間違っているかなんてやっぱり当事者でも分からないことなのかもしれません。その人の立ち位置や関係性でも変わってしまうものなのだろうし。 ましてや時間が経てば記憶なんて風化していくものだしその記憶が間違いなく正しい保証もないわけで。 うーん……今だったら「考察系」とかにジャンル分けされて色んな人の解説とかがネットで見られるのかもしれないけど、私はこの話はこのままでいいような気がします。 「ユージニアノート」で作者も「グレイゾーンを書きたかった」って言ってるし、白黒つけるだけがミステリーでもないと思うので。 何と言うかこう、本を読んでいるんだけどずっとドキュメンタリーを見ている気分というか、過去の事件の再現VTRとかテレビでたまに流れるあれを見ている感じがするとても不思議な作品なんですよね。 妙に映像が鮮明に頭の中に浮かんでくる、とても不思議な読書体験でした。 決して読後に爽快感を味わえる作品ではないんだけれど、読んでみると独特の体験が出来るかもしれません。 そしてえらく思わせぶりだったのに作中にほぼ出てこないあの詩、実は結構好きです。 もしかしたらあれを考えている頃が一番楽しかったんじゃないかな、なんて思わなくもないのですが。

Posted byブクログ

2024/07/22

登場人物 雑賀満喜子 三人兄弟の末っ子(順に中2の誠一、中1の順二)で、緋紗子と仲が良かった 毒殺事件があった当時は小学5年生だった 青澤緋紗子 盲目の女性、毒殺事件があった当時はまだ学生 物語 地域では知らない人はいない名家の青澤家で、誕生日パーティが行われた日に、偶然居合わ...

登場人物 雑賀満喜子 三人兄弟の末っ子(順に中2の誠一、中1の順二)で、緋紗子と仲が良かった 毒殺事件があった当時は小学5年生だった 青澤緋紗子 盲目の女性、毒殺事件があった当時はまだ学生 物語 地域では知らない人はいない名家の青澤家で、誕生日パーティが行われた日に、偶然居合わせた人も含め一家全員が毒殺されるという事件が起こった 事件の生き残りである緋紗子が盲目であったこと、目撃者・通報者の満喜子たち兄弟が幼かったこと、犯人と名乗る人が自殺という形で現れたことから、真相がよく分からないまま解決を迎える その後、大学生になった満喜子は、当時の事件に関するインタビューをまとめて『忘れられた祝祭』という本を出版することになる それから更に時間が経って事件から30年を迎えた今、真相が明らかにされようとしている… 読後感 Q&Aと同じような構成で、誰かによる語りであったりインタビュー形式であったりしながら少しずつ事件の全容が解明されていく感じなので、それぞれの登場人物による主観の中から事実を見つけ出すのが難しさであり面白みであった また、事件の本筋とは関係のないことも混ぜ込まれており、読んでいてミスリードされてしまうところもあった それもあって、犯行の動機やそこに至るまでの経緯が読み取りづらくなっており、完全に全てが詳らかになるミステリ作品とは異なり、消化不良になってしまう感も否めないではある しかし、読み応えのある1冊ではあった

Posted byブクログ

2024/07/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

昔読んでなんとなく心に残っていた作品で、また急に読みたくなって読んだ。この事件と同じ季節だからか。 事件の渦中の描写がまさに祝祭のようだと感じた。宮部みゆきさんの理由のような、様々な視点から事件が語られていく。事件の真相がなんとなくわかったような、でもわからないようなモヤモヤしたまま終わる。ミニカーは誰のものだったのか、事件の際の電話はなぜかかってきたのか…この辺は語られていないのかな?読み落としているかも。 緋紗子は願いを叶えたけど、事件後罪悪感に悩み続けたのかな…

Posted byブクログ

2024/07/01

これは誰のエピソード?と判断するのが少し難しかった。 モヤモヤした感覚が残るものの、続きが気になる!と夢中で読み進めてしまった。 結末にやっぱりモヤモヤしたから、また時間を置いて改めて読んでみるのよさそう。

Posted byブクログ

2024/06/22

最初から気味が悪く、最後まで気味が悪い作品。 モノローグ形式での文章が多く、誰が語っているのか判断するのに時間がかかる。

Posted byブクログ

2024/05/06

なんじゃこりゃぁ!スリリングでテンポよく色々なことが明らかになっていっているはずなのに、剥いても剥いても…こりゃあもう一回読まないと。インタビュー形式で面白い!と思ってたら、なんとなくその体裁をとっている理由もわかった気がする。真実なんて…

Posted byブクログ