商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 1983/07/25 |
JAN | 9784101095158 |
- 書籍
- 文庫
春の鐘(上)
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春の鐘(上)
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商品レビュー
3.8
7件のお客様レビュー
なんというか、贅沢な本だった。描写されるもの一つひとつが美しさを宿すものばかりで生活していると見える醜いものは出てこないし、登場人物たちの抱える苦悩も恋愛にまつわるもので、他に悩みや不安がない人たちだからこそここまで囚われるのかなと思う。この本が流行った頃は景気が良かったんだろう...
なんというか、贅沢な本だった。描写されるもの一つひとつが美しさを宿すものばかりで生活していると見える醜いものは出てこないし、登場人物たちの抱える苦悩も恋愛にまつわるもので、他に悩みや不安がない人たちだからこそここまで囚われるのかなと思う。この本が流行った頃は景気が良かったんだろうと感じた一冊。
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やはり、立原正秋の文章は美しい。 そこで紹介される陶器、奈良の街並みは 静かで、ゆったりとして艶があり なんとも言えぬ美しさが胸に広がる。 素朴にして美しい多恵が、少しずつ 女性らしい艶を帯びて変わっていく。 大切に眺め、磨かれる陶器のように。 けれど、恋路は二人だけのもので...
やはり、立原正秋の文章は美しい。 そこで紹介される陶器、奈良の街並みは 静かで、ゆったりとして艶があり なんとも言えぬ美しさが胸に広がる。 素朴にして美しい多恵が、少しずつ 女性らしい艶を帯びて変わっていく。 大切に眺め、磨かれる陶器のように。 けれど、恋路は二人だけのものではない。 大人なら、尚更のこと。 たくさんの問題を抱えながら、ハラハラと 下巻へ。
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お借りした本。初めて読む作家。 予告を読むとドロドロした話だが(実際ドロドロしているけれど)、案外面白い。 鳴海さんと多恵ちゃんの感じがよくて、素敵だった。
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