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ゴルの無法者 創元推理文庫
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ゴルの無法者 創元推理文庫

ジョン・ノーマン(著者), 永井淳(著者)

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ゴルの無法者 創元推理文庫

512

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 1977/01/20
JAN 9784488653026

ゴルの無法者

¥512

商品レビュー

4.5

2件のお客様レビュー

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2016/09/17

どういう理由でかはわからないものの、突然、タール・キャボットはゴルへと連れ戻される事になる。 これがほんとに、わけがわからないのだ。 というのは、連れ戻されたタールが直面したのは、神官王の仕業により、故郷である都市が灰燼に帰し、そこに住んでいた人が散り散りとなって、二度と再びコ=...

どういう理由でかはわからないものの、突然、タール・キャボットはゴルへと連れ戻される事になる。 これがほんとに、わけがわからないのだ。 というのは、連れ戻されたタールが直面したのは、神官王の仕業により、故郷である都市が灰燼に帰し、そこに住んでいた人が散り散りとなって、二度と再びコ=ロ=バの市民が並び立つ事はなく、二度と再び城壁の石が積み重ねられる事はない……という報せだったのだ! そして、タール自身は、神官王による見せしめとして生きていかねばならない、と告げられる。 だがしかし。だがしかし! 何のための見せしめなのかというのがわからないのですねえ。 そこらへんは、「神官王の考えを人間がおしはかる事はできない」と曖昧にそらされてしまうわけです。でも、ゴル育ちではないタールが納得できないのは当然の話。都市もさることながら、最愛のタレーナとまさに生き別れとなってしまったのですからね。 やっとゴルに戻る事ができた、あと少しでタレーナと再会できる、とはやる心を抱えていたタールの落胆と憤懣はいかばかり。 しかし運命を甘受する事などできない主人公は、神官王と対決する事を決意する。 この途上、女が支配するという、ゴルにおいてはまさに希有な都市タルナへ足を踏み入れたタールは、ここで思わぬ冒険に巻き込まれる事になる、という寸法です。 第1巻がバロウズ・タイプの筋立てを忠実に再現していたのに比べると、やや趣が変わってくるのが第2巻。 またシリーズの人気が出た頃、主にテッド・ホワイトなどが、本作品をSFというよりはポルノグラフィーである、とこき下ろした要素が強くなります。 今の基準から比べたらぜ~んぜん可愛いものなんですけどね。当時のUSAの出版コードは大変厳しかったそうですから……。 なんといっても、本巻の白眉は、タルナに育った女王がどのようにして愛というものを知る事になるのか、という過程であり、そこに示されたゴル流の思想ではないかと思います。 それが現代社会の我々にとって、是とできるものかは別として、それは間違いなく、ゴルという世界を端的に示すものでもあるのです。

Posted by ブクログ

2013/03/21

タールが突如として地球から 反地球、ゴルへと連れ去られる なかなか突拍子のないシリーズ2巻目です。 今回はタールはすべてを失い 「無法者」という身分でゴルを旅することとなります。 どうやらいない間にタールはとんでもない 象徴へとなってしまったようで。 (その居住地と名前を出すと...

タールが突如として地球から 反地球、ゴルへと連れ去られる なかなか突拍子のないシリーズ2巻目です。 今回はタールはすべてを失い 「無法者」という身分でゴルを旅することとなります。 どうやらいない間にタールはとんでもない 象徴へとなってしまったようで。 (その居住地と名前を出すと人がひるむぐらい) 今回も彼は相変わらずの過ちを 犯すこととなってしまいます。 雄雄しいですが彼は女性には優しいのです。 それでいて理性もあるのです。 (マドンナ的女性が出てきますが あくまでもかつての妻一筋ですので) 彼は最後に禁忌の場所へ 赴きます。 どうなるのでしょうか…

Posted by ブクログ

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