小説 会社再建 講談社文庫

高杉良【著】

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2008/08/11
• JAN: 9784062761291

商品レビュー

2012/08/18

来島どっく・坪内寿夫氏による佐世保重工業再建。
甘えをバッサリと断罪する坪内氏の手法には共感を覚えると共にやや軍隊調のようにも読め、時代の風向きを考えると現代に適用するのは難しいところろがあろうかとも思う。
ただ厳しさの中にも人を愛する・信じる心が確かにある、という人徳・器量を鑑みれば、坪内氏だからこそ可能なやり方なのであろう。
「小説」とはいえ、理不尽な環境にめげることなく立ち向かう姿には感動を覚える。

2011/01/04

高杉良氏の作品。
会社再建に向けての組合側、会社側の攻防がリアルに描かれている。
まあまあ・・・

2010/08/29

内容
経営危機に直面した佐世保重工。
政官財挙げての救済に白羽の矢が立てられたのは、
“四国の大将”、来島どっくグループ総帥・坪内寿夫。
経営の合理化、労使対決、果たして再建は実現するのか。
実話!?です。

感想
最近、この手の企業小説がマイブームです。
ワタクシの地元・長崎で、かつてこれほどの再建劇があったとは、
恥ずかしながらこの本を読むまで知りませんでした。

それにしても坪内さん、すごい経営者です。
「人間力」とは、まさにこのことだと思わされる経営手腕。

「派遣切り」の今、どう見てますかね...